オダギリジョー新作『エルネスト』撮影の裏側
オダギリジョー主演で、チェ・ゲバラの部隊に所属してボリビアの軍事政権を倒す戦いに身を投じた日系人フレディ前村の生涯を描く映画『エルネスト』のスペシャルメイキング映像が公開。日本とキューバの合作となった作品の裏側をとらえている。
『北のカナリアたち』『大鹿村騒動記』などの阪本順治監督がメガホンを取った本作は、キューバ革命の英雄チェ・ゲバラから彼のファーストネームである“エルネスト”と名付けられて行動をともにした一人の日系人に焦点を当てた物語。今回お披露目された映像は、フレディ前村が“エルネスト”の名前を与えられるシーンから幕をあける。
また、ゲバラが広島を訪れて平和祈念公園に献花するシーンや物語終盤のボリビアでの戦いなど、映画の重要なシーンがメイキング映像と合わせて紹介されている。阪本監督とオダギリのインタビューもおさめられており、阪本監督は「ゲバラの言葉『見果てぬ夢を見て何が悪い』っていうことをこの映画を通じて伝えたい」とメッセージを送っており、オダギリは「ゲバラの志を持った人がたくさんいることは忘れたくない」と思いを語っている。
オダギリが全編スペイン語での演技に挑んでいる同作。この特別映像はゲバラの言葉である「見果てぬ夢を見て何が悪い」と叫ぶフレディ前村の声で締めくくられている。(編集部・海江田宗)
映画『エルネスト』は全国公開中