芦田愛菜に柳沢慎吾がタジタジ「しっかりしているね~」
人気子役の芦田愛菜が12日、都内で行われた『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』公開前夜イベントに柳沢慎吾と出席。共演は久しぶりだという柳沢は、芦田の映画の解説コメントなどしっかりとした受け答えを横で聞きながら感心の眼差し。「愛菜ちゃんのコメントパクらせてもらうよ」「まじめなことは愛菜ちゃんに任せるよ」と声を掛けつつ、最後は芦田の顔をのぞき込み「しっかりしているね~」とその成長ぶりに思わず感嘆の声を上げていた。
名作『猿の惑星』の前日譚(たん)として、人間の実験によって高度な知能を獲得した猿が、人類に反旗を翻す姿を描く本シリーズ。柳沢は本作の日本語吹き替え版で登場人物のバッド・エイプの吹き替えを担当。手応えを聞かれると、「手前醤油……いや、手前味噌ですが、初めて自分を褒めたいと思いました」と自信たっぷり。
「キャラクター的にもすごくいい役柄で、知的さとユーモアがあって、憎めないキャラクター。いい役をやらせてもらってありがたいです」と関係者に感謝しきりで、「映画もすごい映画。映画館で見ると迫力もきっと違うと思います」としみじみ。
一方の芦田は登壇すると動物を扱った本作に絡め「動物は大好きです。ハムスターを昔飼っていましたし、番組でもよく触れ合ったりする機会が多いです」とかわいらしくコメントしたが、その後映画の内容に話題が移ると、吹き替えを担当した柳沢以上に映画を流ちょうに解説。
APESの中心人物であるシーザーについてもすっかり共感した様子で、「人間に愛情をかけられて育てられたシーザーが人間に反旗を翻す。切ないですね~。わたしはシーザーに感情移入してしまいます。胸が痛いというか。猿側(の味方)です」とコメントし、「前の二作ではシーザーのカリスマ性とか人間に対する温情が描かれていたんですけど、今回は人間に復讐心を持ってしまうシーザーがいて……」と真剣に語りはじめると、柳沢は芦田の受け答えの軽快さに感心。「しっかりしているね~」と発言して芦田を照れさせていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』は10月13日より全国公開