ベテラン声優・浪川大輔、後輩の花江夏樹に翻弄される…
声優の浪川大輔が14日、都内で行われたアニメーション映画『デジモンアドベンチャー tri. 第5章「共生」』大ヒット御礼舞台あいさつに花江夏樹と出席。浪川は、本シリーズのPR活動で度々話題に上がる伝説の“失神事件”の真相を花江にいじられながら釈明した。
【動画】シリーズ第5弾!映画『デジモンアドベンチャー tri. 第5章「共生」』予告編
本作は、デジタルワールドでの冒険から6年を経て成長した“選ばれし子どもたち”を描く『デジモンアドベンチャー tri.』シリーズの第5章。メイクーモンの暴走がもとで至るところで異変が発生し、“選ばれし子どもたち”が苦悩しながらも奮闘する姿を映し出す。
浪川の伝説はシリーズ第1章のアフレコ時に誕生。本シリーズで西島大吾役を務めている浪川は、台本に主人公・八神太一(花江)の「八神」の文字が「失神」とミスプリされたものを、「しっしん」と読んでしまったという。それは呼びかけるシーンだったそうで、花江は「『おい、失神(しっしん)!』って読んだんです」と先輩のミスを楽しそうに報告すると、思わず「ねぇ」とため口。浪川は「『ねぇ』じゃないよ。先輩だぞ」とチクリと刺すと「まぁ文面的におかしいですよね。失神している人にも言わないよね。場を和ませるために言ったんですかね」ともっともらしい言い訳をした。
ところが、花江は「これは『しっしん』でいいのか誰かに聞こうと思わなかったんですか? アフレコが始まる前に確認タイムがあるじゃないですか」と追撃。浪川は「聞かなかったね!」と潔く認め、「でも呼ばれたら『え?』と言いたくなったでしょ」と呼び掛けとしては成功していると思わせようとあがいた。
そんな浪川の印象を役に絡めて尋ねられた花江は「(西島のように)何でも相談したくなるような部分がある」と説明。一方の浪川は花江について「切り替えの部分。決めなさそうな雰囲気を出すけど、決める時はズバッと決めるところが太一っぽい」「悪気がないのに人を利用するところ。上手いのよ。それで、悪気がないのがわかるから何にも言えない。甘え上手」と紹介していた。(取材:錦怜那)
『デジモンアドベンチャー tri. 第5章「共生」』は全国16館にて劇場上映中