美しい人魚姉妹が人肉を食らう衝撃…残忍なホラーファンタジー予告編
アンデルセンの童話「人魚姫」にツイストを加え、肉食人魚姉妹の成長物語をエネルギッシュでワイルドに描いたポーランドのホラーファンタジー映画『ゆれる人魚』の予告編が公開された。美しい人魚が血みどろで人間をむさぼり食う、残忍な姿は衝撃的だ。
海から上がってきた人魚の姉妹がたどり着いたのは、1980年代風のワルシャワのナイトクラブ。二人は生きるのに貪欲なワイルドな美少女で、一夜にしてクラブのスターになるが、妹がハンサムなベースプレイヤーに恋をしてしまう。ぎくしゃくしはじめた関係はやがて限界に達し、残虐で血なまぐさい行為へと姉妹を駆り立てることに……。
メガホンを取ったのは、これが長編デビュー作となった女性監督アグニェシュカ・スモチンスカ。予告編からは、イマジネーション豊かな彼女の独特の世界観も見て取れる。本作は、ユニークなビジョンとデザインが評価され、インディペンデント映画の祭典サンダンス映画祭のワールドシネマ部門で審査員特別賞を受賞している。(編集部・市川遥)
映画『ゆれる人魚』は2018年2月10日より新宿シネマカリテほかにて公開