ハリソン・フォード9年ぶり来日も台風直撃!遊びに行けずがっかり
9年ぶりに来日中の俳優ハリソン・フォード(75)が23日、ザ・リッツ・カールトン東京で行われた映画『ブレードランナー 2049』の記者会見に出席した。昨夜から早朝にかけての台風21号の影響で会見の開催も直前まで危ぶまれていたが、無事にスタート。ハリソンは「日本にまた戻って来られてとてもうれしい」と笑顔を見せた。
SF映画の金字塔『ブレードランナー』(1982)の30年後の2049年を舞台に、違法レプリカント(人造人間)処分の任務に就く主人公(ライアン・ゴズリング)が巨大な陰謀に巻き込まれる様子を活写する本作。前作主演のハリソンも続投し、35年ぶりにデッカードを演じている。
ハリソンは「最初の『ブレードランナー』は日本での反応がすごく良かったのを覚えています。日本の皆さんがまたこの作品を楽しんでもらえればうれしい」とコメント。久々の日本ということで、丸1日オフの日(昨日)も用意されていたというが「雨だったのでそこの(ホテルの近くの)ショッピングモールを歩いていました。たいしたことはしていません」とため息。「高層の部屋なのでこの2日間、雲に閉じ込められてしまってね……全然景色も見られなくて……」と台風が少々恨めしげだった。
日本での観光にはとても興味を持っているようで、「東京は何度も来ていて京都も5度くらい訪れました。今回は都会ではなくて、地方を車でグルグルとドライブしてみたい。日本のいろんなところを見てみたい」と語った。
また、今回のデッカードを含め、『スター・ウォーズ』のハン・ソロや『インディ・ジョーンズ』など同じ役を長い時間を経て再び演じることの心境を問われると、ハリソンは「やっちゃいけないんですか?」とニヤリ。「自分が何回もやる映画というのは多くの観客を抱えている映画。つまりそれを待っている人たちがたくさんいるということ」と述べ、「自分としてもハン・ソロやデッカードが30年後どうなっているか、それを演じることをいつも大変興味深いことだと思ってやっています」と話していた。会見にはドゥニ・ヴィルヌーヴ監督とキャストのアナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークスも出席した。(取材・文:名鹿祥史)
映画『ブレードランナー 2049』は10月27日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開