実写『ハガレン』190か国で公開へ!邦画史上最大規模
シリーズの全世界累計発行部数が7,000万部を超える荒川弘の人気コミックを山田涼介(Hey! Say! JUMP)主演で実写映画化した『鋼の錬金術師』が、世界190か国以上で公開されることが決定した。昨年夏に公開された大ヒットを記録した『君の名は。』でさえ、今年1月時点で配給元の東宝が世界125の国と地域で海外配給決定と発表していただけに、実写版『ハガレン』はアニメも含め日本映画史上最大、異例の規模で公開されることとなる。
本作は、“等価交換”を原則として物質の構造や形状を変化させる「錬金術」の存在する世界で、タブーとされる“人体錬成”を行ったエド(山田)とアルの兄弟が、失ったものを取り戻すべく「賢者の石」を探す旅に出る冒険ファンタジー。4月に初映像がオンラインで公開された際には日本だけでなく世界中からアクセスが殺到してたくさんの声が寄せられ、メガホンを取った曽利文彦監督が「重責を再認識いたしました」と自らを奮い立たせていた。
曽利監督は今回の決定について「その規模の大きさに正直驚いています」と語りつつ、「日本が誇る『鋼の錬金術師』の日本での映画化が、世界の皆さんにどう受け入れられるのか、今から本当に楽しみです」とコメント。「そして、この“ハガレン”に日本映画の新たな可能性を見出していただければ光栄です」とメッセージを送っている。
昨日から開催中の第30回東京国際映画祭(TIFF)では、邦画として10年ぶり、また日本の漫画原作の映画としては初めてTIFFのオープニングを飾った同作。本田翼、ディーン・フジオカ、佐藤隆太、蓮佛美沙子、夏菜、大泉洋、松雪泰子、本郷奏多など豪華なキャストが出演している。(編集部・海江田宗)
映画『鋼の錬金術師』は12月1日より全国公開