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コリン・ファレルが男子禁制の寄宿舎で女たちを狂わせる…ソフィア・コッポラ新作2月日本公開

この耽美な雰囲気、たまりません - 映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』より
この耽美な雰囲気、たまりません - 映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』より - (C) 2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

 ソフィア・コッポラ監督が、閉ざされた女学院に一人の負傷兵が転がり込んで来たことで巻き起こる女たちの愛憎劇を描いた映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』が2018年2月23日に日本公開される。ソフィアがカンヌ国際映画祭で女性監督として、実に56年ぶり2人目の監督賞に輝いたことでも話題を呼んだ作品だ。

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 『白い肌の異常な夜』(監督ドン・シーゲル&主演クリント・イーストウッド)というタイトルで1971年に映画化もされているトーマス・カリナンの小説を、ソフィアが“女性視点”で新たに映像化した本作。

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 物語は、女学院の少女が森で重症を負った敵兵マクバニー(コリン)を見つけ、彼女たちが暮らす男子禁制の寄宿舎に連れてくるところからスタート。誰彼構わず魅力をまき散らすマクバニーに秩序を重んじる校長(ニコール・キッドマン)から純真な教師(キルステン・ダンスト)、小悪魔な生徒(エル・ファニング)まで女たちは狂い争うようになり、予想もつかない恐ろしい事態になってしまう……。

 キャストに関しては脚本執筆の段階から想定していたというだけに皆ハマっているが、中でも真面目な顔で突飛なことをする校長役のニコール、そして幼い少女から校長まで誰彼構わず口説きまくるコリンの演技が絶品。ソフィアは彼女ならではの耽美な映像と、ホラー、コメディーの要素を絶妙なバランスで融合することに成功している。(編集部・市川遥)

映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2018年2月23日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開

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