東出昌大、第3子誕生後初の公の場!もうすぐ世界が終わるとしたら…に回答
『予兆 散歩する侵略者 劇場版』の初日舞台あいさつが11日に都内で行われ、キャストの夏帆、染谷将太、東出昌大、黒沢清監督が出席した。宇宙人の侵略者役を務めた東出は、女優の妻・杏が今月上旬、第3子となる男児を出産後、初の公の場となった。
映画『散歩する侵略者』のアナザーストーリーである本作は、WOWOWで連続ドラマ(全5話)として放映されたものを140分に再編集したもの。人間の概念を奪いながら地球侵略を進める者(東出)と対峙した夫婦(染谷、夏帆)の運命を映し出す。夏帆は「うれしいですね。わたし自身も大きなスクリーンで観たいと思っていたので」と劇場公開に大喜び。染谷も同調し、東出も「俳優部と全てのスタッフさんが頑張ってきれいな画になっているので、大きなスクリーンでの公開はうれしいです」と笑顔を見せた。
夫の様子に不安を募らせ、侵略者の脅威におびやかされていく妻・悦子を演じた夏帆は、「監督からも悦子の強さを出してほしいと言われました。悦子には特別な能力があって、『君しか世界を救える人がいない』と言われるんですが、『自分の大事にしているものは守りたい』という部分を意識して演じていました」と撮影を振り返った。
作品にちなんで「もうすぐ、世界が終わるとしたらどうする?」と問われると、「僕は『何してんだろう』って思っているうちに、終わっているんだろうなぁ」と東出。夏帆も「普通に過ごしたいですね」、染谷も「終わらないかもしれないって、希望を持って過ごします」とマイペース。そんなキャスト陣の演技について、黒沢監督は「面白い映画を作ろうというシンプルな意図で作った映画です。ここにいるほぼ3人だけのキャスト。この3人はすごくないですか?」と大絶賛していた。 (福住佐知子)
『予兆 散歩する侵略者 劇場版』は公開中