エマ・ワトソンSNSで24時間さらけ出すヒロイン役は素に近い?
大ヒット映画『美女と野獣』のエマ・ワトソンが、トム・ハンクスとの豪華共演で贈る新作映画『ザ・サークル』が本日公開を迎えた。エマは『美女と野獣』でのディズニープリンセス役から一変、世界一のシェアを誇るSNS企業「サークル」で働くことになったキャリア志向のヒロインをナチュラルに好演している。
本作は、SNS企業「サークル」に就職し、新サービスのモデルケースとして、自らの24時間を公開することになるヒロイン・メイの姿を通して、SNSの脅威を映し出す“テクノロジースリラー”。
エマは現代で必要不可欠となったSNSに翻弄されていく等身大のヒロインを演じている。エマ自身、「服装の選び方や振る舞い方も似ているし。いかにも現代っ子よ。日常会話や友達との接し方も私と似ている」と本作ヒロインとの類似点を指摘している通り、エマの素を見ているかのようなハマりっぷりだ。
『美女と野獣』のベル役では乗馬やダンスなど身体を使う演技を必要とされていたが、本作のメイ役ではひたすら話し続けるのが印象的。エマは方言指導のコーチと長い間練習をしたそうで、「他の役より頭を使った」とも振り返っている。「でもメイと同じ選択を私がするをは思えない」と主張するエマは、女優として「すでに十分見られてるのよ。24時間見られ続けるなんて恐ろしいわ」と説明する。その言葉に、世界から熱視線を浴びる彼女だからこそ、このヒロインがありえないような状況で体験する複雑な感情をリアルに表現できたのだと納得してしまうのだった。(編集部・石神恵美子)
映画『ザ・サークル』は全国公開中