山田涼介、紅白決定はファンへの大きなプレゼント
Hey! Say! JUMP、エレファントカシマシ、三浦大知ら第68回NHK紅白歌合戦の出場歌手が16日、NHK放送センターで行われた発表記者会見に出席した。デビュー10周年を迎えた Hey! Say! JUMP の山田涼介は、紅白出場決定でファンへ大きなプレゼントができたと喜んだ。
今年の出場歌手は、赤組が4組、白組が6組の初出場歌手を含む計46組が出演。山田は「今年は10周年ということで、ここまで支えてくれたファンの皆さんに大きなプレゼントができたと思い、うれしく思っています。僕たちのことを知らない方もいると思いますが、紅白に少しでも華を添えられたらと思います」とコメント。また伊野尾慧は「10周年の最後を紅白で締めくくれるのはうれしい。僕らのデビュー曲は、NHKのリハーサル室で振り付けをしました。ここでできるのは感慨深いです」としみじみと語った。
一方、山田とともにNYCとして紅白出場経験がある知念侑李は「紅白は実力のある人たちが出られる場だと思っていたので。あの時はなんで出られているんだろうと話したことがあります」と振り返りつつも、「Hey! Say! JUMP としていろいろな舞台を経験した自信を持って、紅白のステージで堂々とパフォーマンスすることを楽しみにしています」と誇らしげな顔を見せた。
今回の発表会見の前に、ひとあし早く内定報道が出ていたが、それに対して有岡大貴は「山田と知念がNYCとして出ているのを見ていたので、いつかあのステージでできたらと思っていました。内定の報道を見て、お祝いをしてくれた方もいたんですが、まだお礼ができていないので、後ほどお礼のお返事ができればと思っています」と感激していた。
また、同じ初登場組として出席したエレファントカシマシの宮本浩次は「(紅白出場は)おととい聞きました。うれしいです」と明かしつつ、今年を振り返り、「わたしたちの1年は30周年イヤーで、47都道府県でコンサートをやりました。今まで地方ではあまりソールドアウトしたことがなかったんですけど、30周年という節目の年でベスト盤を出しまして。かつてわれわれは2回ほど契約が切れたこともあったんですけど、今回(のベスト盤)はレコード会社も4社くらい一緒くたにして。そうしたらソールドアウトするようになりまして。30周年ということで便乗商法……って言葉が悪いですね。そんなこと言わなきゃいいのに。ついつい緊張しちゃってすみません」と熱弁し、会場は大爆笑。さらに「そんな中で紅白が決まって。ファンが喜んでくれているんじゃないかと……。どうしたらいいかわかりません。ありがとうございます」とまとまりがつかないままに一気にまくしたてて、場を沸かせた。
同じく白組の初登場となった三浦大知は「周年の話が続いておりますが、僕も20周年でやらせてもらっています。今年はお会いしたかったいろんな方と、不思議なくらい縁がつながる年でした」と静かに喜びをかみしめていたようだった。(取材・文:壬生智裕)
「第68回NHK紅白歌合戦」は12月31日放送(午後7時15分~11時45分)