山崎賢人、ハーネスの食い込みが大変だった!撮影の苦労明かす
俳優の山崎賢人が18日、都内で行われた映画『斉木楠雄のΨ難』大ヒット御礼舞台あいさつに出席。共演の俳優・新井浩文とともに、公式SNSでファンから募った問いかけに答えた。「それぞれの役で一番がんばったところは?」という質問に、山崎は「ワイヤーで空中に浮いたんですが(そのときの)ハーネスの食い込みです」と語り、会場を沸かせた。
超能力を持つ主人公の高校生・斉木楠雄(さいきくすお)役の山崎が「今回、初めてハーネスで吊られて」と続けると、新井もすかさず「すごいんです、食い込みが。あれはやらないとわからないよね」と同感の表情。斉木のテレパシーでも思考が読めないほど、何も考えていないモヒカン姿のバカ・燃堂力(ねんどうりき)役の新井は、同じ質問に対して「ウチ(自分)は髪型かな。あれ、地毛なんで、撮影が終わっても半年くらい、何もできないんすよ」と意外な苦労を打ち明けて、笑いを誘った。
本作は、生まれ持つ超能力を隠して平凡に暮らしたいと願う高校生・斉木楠雄(山崎)が、トラブルメーカーぞろいの同級生たちにより、日々災難に巻き込まれ、人知れず超能力を使うハメになるというギャグ満載の学園コメディー。麻生周一の人気漫画を「勇者ヨシヒコ」シリーズや映画『銀魂』の福田雄一監督が実写化した。
劇中、燃堂は斉木の相棒を自称し、何かとラーメンに誘う。「仲良し役として、お互いの好きなところは?」というSNSの質問に、新井が「(山崎は)これだけカッコイイのに、愛嬌があって、男から見てもすごくかわいい」とニンマリすると、山崎も「大先輩なのに、現場でもフラットに接してくれて、すごく優しくてしてくださって」と息のあったところを見せ付けていた。
この日は、原作の麻生周一から、ねぎらいの手紙と似顔絵が2人にサプライズで届けられた。その手紙の中で、麻生から「斉木にしとくのが勿体ないくらいの面白ポテンシャルを感じました。いつか笑いをこらえる方ではなく笑わせる役柄もやって欲しいなと思っています」と声をかけられた山崎は「すごくうれしいですし(笑わせる役を)次はぜひやってみたいです」と意欲的。
さらに、山崎は、あいさつの最後に「この作品は、今までの自分とはいい意味で(違う)殻(から)や一面を観せられたと思いますし、転機といえる作品なので、たくさんの人に笑って幸せになってもらいたい」と力強く会場に呼びかけていた。(取材/岸田智)
映画『斉木楠雄のΨ難』は全国公開中