『欲望の翼』13年ぶり上映!ウォン・カーウァイ×レスリー・チャンの名作
2003年に亡くなった香港の歌手・スター、レスリー・チャンが1990年に『恋する惑星』『天使の涙』などのウォン・カーウァイ監督と組み、主演を務めた映画『欲望の翼』が13年ぶりにデジタルリマスター版として上映されることが決定した。
【写真】レスリー・チャンが1994年にウォン・カーウァイと組んだ武侠アクション
本作は、レスリーをはじめマギー・チャン、カリーナ・ラウ、トニー・レオン、アンディ・ラウ、ジャッキー・チュンら6人のスターを起用。1960年代の香港を舞台に、プレイボーイのヨディ(レスリー)、サッカー場の売り子スー(マギー)、クラブダンサーのミミ(カリーナ)、ヨディの親友(ジャッキー)、警察官タイド(アンディ)らの恋愛模様が展開する。
豪華俳優陣の競演に加え、カーウァイ作品の常連であるクリストファー・ドイルが撮影を手掛けた映像美は圧巻。香港のアカデミー賞と称される香港電影金像奨の第10回で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞(レスリー・チャン)など5部門を制覇した。
2005年以降、日本での上映権が消失しており、Bunkamuraル・シネマが今年初夏に開催したウォン・カーウァイの特集上映でも本作の上映は叶わず、スクリーンでの上映は13年ぶりとなる。
ポスタービジュアルには、主人公ヨディが売店の売り子スーに語りかけるセリフ「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない。君とは“1分の友達”だ。」が使用されている。(編集部・石井百合子)
映画『欲望の翼 デジタルリマスター版』は2018年2月、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開