広瀬すず、朝ドラ主演に心境明かす
2019年度の前期にNHKで放送される連続テレビ小説「夏空-なつぞら-」のヒロインを務めることが発表された女優の広瀬すずが20日に自身の公式Instagramを更新し、心境をつづった。
同日に都内にあるNHK放送センターで行われたヒロイン発表会に出席した際も「100作品目ということでプレッシャーを感じております」と語っていた広瀬。Instagramに作品タイトルの「夏空」という文字が書かれた画像を投稿し、「朝ドラ。こんな側にある言葉になる日がくるとは。朝ドラ100作品目。大きな節目。私で大丈夫なのか…」と不安をもらす。そして「頑張ります。まだまだ先ですが。よろしくお願いします」と続けた。
これまで数多くの国民的ヒロインを輩出してきたNHKの朝ドラの100作目となる本ドラマの主人公は奥原なつ。東京に生まれて「戦災孤児」となったなつは父の戦友に引き取られ、北海道・十勝へ。酪農を手伝う中で持ち前の明るさを取り戻して人生で大切なことを学んだなつは、高校卒業後は上京して草創期のアニメ業界に飛び込み、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していくというストーリーだ。
制作統括の磯智明は広瀬の起用について「『戦災孤児』『北海道』『アニメーション』という3つのキーワードをもつ遠大な物語を、演技力とリアリティーをもって演じきれる女優は今、広瀬すずさんしかいないと当初から考えていました」と明かし、「広瀬さんの実力は、まだ未知数です。これまで数々のヒロインが連続テレビ小説で才能を開花させたように、この作品を通して、さらなる飛躍を遂げると期待しています。日本中から、『なっちゃん』と呼ばれるくらい、作品に溶け込んで、愛されるといいなと思います」とエールを送っている。
広瀬は静岡県出身の19歳。2012年に「ミスセブンティーン2012」に選ばれて芸能界入り。ドラマ「幽かな彼女」で女優デビュー以降、『海街diary』『ちはやふる』『四月は君の嘘』『怒り』など数多くの映画に出演している。(五十嵐洋介)