大泉洋の拷問が楽しみ!?松田龍平もうれしそう
札幌・ススキノが舞台の『探偵はBARにいる3』(12月1日公開)で再タッグを組んだ大泉洋と松田龍平が取材に応じ、真冬の海でのロケにパンツ一丁で挑んだ大泉を、松田が「サスガです!」と褒めたたえた。
大泉洋演じる探偵と松田龍平ふんする相棒・高田の活躍を描く本シリーズは、“探偵が闇社会の秘密を調べようとして拷問に遭う”のがお約束。1では雪穴に生き埋めになり、2ではスキーのジャンプ台から飛ばされるなど、大泉が吹き替えなしの体当たり演技に挑んできた。そして最新作となる3では、漁船の船首にパンツ一丁でくくりつけられて真冬の海を疾走するという、過酷すぎる拷問シーンにチャレンジ。しかも、その“パンツ一丁になる”というアイデアは、大泉自らが提案したというのだから恐れ入る。
「僕は初め、服は着たままの方が前のシーンからの繋がりとしては自然だと思っていたんです。でも、吉田(照幸)監督が『ガウンの方が画的に面白い』っておっしゃって、はたと気づいたんです。なるほど、面白いのかと。で、『それならいっそ、身ぐるみを剥がされたという設定でいいんじゃないですか』って提案したんです。“面白い”に弱い人間なんで(笑)」と事情を説明する大泉。すると隣の松田が、「危なかったです。あれで服を着ていたら面白いどころか、むしろカッコよくなっていますよ。そういうシーンじゃないですからね」と口を挟み、「もう、パンツ一丁以外考えられない。服を着ているのとはパンチが違う。そこに気づかれてよかった。サスガです」と、自らの意思で裸になった大泉を絶賛した。
そんな松田に対して大泉は、「この人はね、この映画の中で僕がヒドイ目に遭うのを楽しみにしている一人なんですよ」と苦笑い。松田が「そう、ファンなんです」とうれしそうにほほ笑むと、大泉が「松田くんのような方が多くてね、中には『大泉洋さんはヒドイ目に遭ってもかわいそうじゃない』って言う方もいて。どういうことなんでしょうか」と、そう言われることがまんざらでもない様子で訴えた。(取材・文:斉藤由紀子)