ウェス・アンダーソン日本舞台『犬ヶ島』ベルリン映画祭でオープニング作品に!
第68回ベルリン国際映画祭
映画『グランド・ブダペスト・ホテル』などのウェス・アンダーソン監督が日本を舞台に描いた最新作『犬ヶ島』が、2018年2月15日(現地時間)より開催される第68回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門への正式出品、さらにはオープニング作品として上映されることが決まった。
独特な世界観で多くの映画ファンを魅了してきたアンダーソン監督は、同映画祭の常連でもあり、審査員グランプリの銀熊賞を受賞した『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)以来、オープニング作品としては約4年ぶり2度目の選出、またコンペティション部門へは4度目の出品となる。
本作は、全編にわたり日本を舞台とし、失踪した愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険をストップモーションアニメーションで描く。声優陣には、ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートン、ハーヴェイ・カイテル、ティルダ・スィントンらアンダーソン監督作品でおなじみの俳優陣に加え、スカーレット・ヨハンソン、グレタ・ガーウィグ、ブライアン・クランストン、リーブ・シュライバー、ヨーコ・オノら多彩な才能が集結。
さらには、日本人キャストも多く参加しており、RADWIMPSの野田洋次郎、夏木マリ、村上虹郎、渡辺謙ら日本を代表する顔ぶれがそろっている。現在、映画祭での上映日に合わせキャスト、スタッフの渡航は調整中とのこと。アンダーソン監督の視点を通して描かれる日本のカルチャーは、ベルリンの観客の目にどのように映るのか。期待が高まるばかり。(編集部・石神恵美子)
映画『犬ヶ島』は2018年春公開