「オトナ高校」まさかのオチ!視聴者の反応は…
9日、連続ドラマ「オトナ高校」(テレビ朝日系)が最終回を迎え、三浦春馬演じる東大卒のエリート銀行員の“チェリート”こと荒川英人がたどった、まさかのオチを巡ってネット上で盛り上がっている。(ネタばれあり)
“卒業”を目指して同棲生活を送っていた“スペアさん”ことキャリアウーマンの園部真希(黒木メイサ)と、猛烈にアプローチをかける小悪魔的教師・姫谷さくら(松井愛莉)の間で揺れていた英人。そんな矢先、極秘プロジェクトだったはずのオトナ高校が来年度から正式開校することが決定。在学中の生徒の教育は急遽今週いっぱいで終了、卒業できなかった生徒たちは優先的に第二期に入学することに。
その騒動の中で最も打撃を受けたのは担任のペガサス先生(竜星涼)。実績不足を理由に国家からクビを言い渡された上に、経営するスナックの立ち退きを迫られ、5人の子供を抱える彼は人生崖っぷち。そこで英人はペガサス先生をクビから救うために立ち上がり、「全員卒業」の目標を掲げてお見合いパーティーを実施すべく奔走する……。
他人のために行動を起こし、人が変わったかのような成長を見せた英人だったが、やがて迎えた最終日では、何と「英人以外の全員が卒業」という結果に。スペアさんは“サショーさん”こと部長の権田勘助(高橋克実)と、こじらせ女子の“卑弥呼”こと斑益美(山田真歩)はペガサス先生と、弁当店の店長“ヤルデンテくん”こと川本・カルロス・有(夕輝壽太)はバイトくんと……と英人が知らぬ間にカップルが続々誕生。おまけに頼みの綱だったさくら先生からも「冷めちゃった」とあっけなくフラれ、クビを免れたペガサス先生から(さわやかな笑顔で)「二期では生徒会長を頼みますよ」と言われる始末。
そんな意外なオチに、視聴者たちは「衝撃の展開楽しかったです」「最後まで予想のつかないドキドキの展開 さすが!」「いい意味で期待を裏切られた最終回でした」「予想通りの結末でした 叫びたくなりますよね」と大興奮。「最後の最後まで残念な英人さん最高でした」「チェリーとくん残念!」「さくらちゃんとくっついて欲しかった~」「まさかヒミコがうまくいくとは!一番成長したのかもですね」など感想が続々寄せられている。
そのほか、イケメンでエリートなのに“残念な主人公”を好演した三浦、才色兼備なのに“痛いヒロイン”を演じた黒木、シングルファーザーの毒舌熱血教師を演じた竜星ら従来のイメージと離れた新境地に挑んだキャストたちの評価も上々。「今まで見た事ない春馬くんの演技、新鮮でした」「春馬くんの 振り切った演技素晴らしかったです ピュアで一生懸命でダメダメな英人くん好きでした」「スペアさん役、めちゃくちゃハマってました」「竜星涼くんの普段とのギャップにやられました」など好リアクションが目立った。
ちなみに、お見合いパーティーの参加者名簿には「刑事ゆがみ」(フジテレビ系)の弓神適当(浅野忠信)&羽生虎夫(神木隆之介)コンビの名前もあり、局を越えた“遊び”も話題に。また、授業内で登場した生徒たちの中学時代の夢で、英人の「偉人として銅像になる」(ドン引きされていた)の夢が登場する際に、銅像になった英人の妄想映像が登場。口髭をたくわえた“それっぽい”姿を見せるなど小ネタにも工夫が施されており、笑いと驚きに満ちた最終回だった。
なお、12月17日には英人らの“その後”を描くスピンオフドラマ「オトナ高校スピンオフ~炎上のチェリークリスマス(ハートマーク)~」が、インターネットテレビ局「AbemaTV」で配信(夜10時~)。三浦、高橋、竜星、松井、 山田、夕輝、黒木らが再集結し、誘拐されたさくら先生の救出を成功させ、再び“卒業”を目指す英人の活躍(迷走)が展開する。(編集部・石井百合子)