『バケモノの子』細田守監督の新作『未来のミライ』来年7月公開へ
映画『時をかける少女』『サマーウォーズ』などで知られる細田守監督の最新作が『未来のミライ』のタイトルで、2018年7月20日に全国東宝系で公開されることが決定した。13日、都内で行われた記者会見にて発表されたもの。自ら原作・脚本も担当する細田監督は、小さな男の子を主人公に描く本作について、「子供のささやかな日常の隙間から人生のテーマを垣間見ることがある。子供との触れ合いを通して得た、世界の広がりを共有したいと考えました」とコメントした。
細田監督にとって、2015年公開された映画でナンバーワンのヒットを記録した『バケモノの子』以来、3年ぶりの新作となる『未来のミライ』。自身が感じた現代の家族のかたちや子供の成長をリアルに描きながら、細田監督の持ち味であるファンタジーな世界観の魅力を融合させた作品となる。
舞台は横浜市。物語の主人公は、甘えん坊のくんちゃん。都会の片隅の小さな家、4歳の男の子・くんちゃんは、生まれたばかりの妹に両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑う。そんな時、くんちゃんは、未来からきた妹・ミライちゃんに出会い……小さなお兄ちゃんの大きな冒険が始まる。公開された本作のビジュアルでは、青空をバックにセーラー服姿のミライちゃんが小さなくんちゃんの腕をつかむ瞬間が切り取られている。
企画・製作はアニメーション映画製作会社・スタジオ地図。齋藤優一郎プロデューサーは、7月20日という公開日について、こだわりがあったことを明かし、夏休みの初日というイメージで「これから何か楽しいことが始まるという機運」を意識したと説明した。ボイスキャストは、オーディション中とのこと。(編集部・小山美咲)