土屋太鳳、幽体離脱しちゃう!あこがれ初舞台にド緊張
女優の土屋太鳳が5日、渋谷・Bunkamura のシアターコクーンで行われた舞台「プルートゥ PLUTO」プレスコール&取材会に参加し、憧れだったという取材会に感激の表情を見せた。この日は、森山未來、吉見一豊、柄本明、大東駿介、吹越満、シディ・ラルビ・シェルカウイ、ソフトバンクのロボットPepperも出席した。
手塚治虫「鉄腕アトム」の人気エピソードをベースとした漫画「PLUTO」(長崎尚志プロデュース/監修:手塚眞/協力:手塚プロダクション)を、世界的ダンサーにして振付師、演出家のラルビが、2015年に舞台化。今回の再演にあたり新キャストを迎え、演出・構成なども新たに構築した。
土屋は、アトムの妹ウランと、大東が演じるロボット・ゲジヒトの妻ヘレナの2役で出演。今回が初舞台となり、「舞台はすごいです。宇宙でした」と興奮した様子で語ると、「この宇宙にこれからはたくさんのお客さんが来てくださるので、その心を感じながら、しっかりとウランとヘレナを演じたいと思います」と意気込む。
さらに「こういった(舞台初日)前日の取材会というのを、ずっとテレビで拝見していたんです。憧れと同時にすごく緊張していて、心と身体が幽体離脱しそうです」と続けた土屋。上気した顔でまっすぐ前を向くと「さっきも2回、(セリフを)かんじゃったんですけど、すごくたくさんのアドバイスをいただいた。自分の人生で大切な節目になるだろうなという実感をかみしめながら、これから公演をがんばっていきたいと思います」と真剣なまなざしで付け加えた。
東京公演の終了後には、2月からイギリス・ロンドン、オランダ・レーワルデン、ベルギー・アントワープの3都市で欧州ツアーも行われる。「言葉の垣根を越えて、この作品は人を動かすことができる作品だと思います」とラルビが自信を見せれば、主演の森山も「他者に対して何を思うか、という考えに強く偏りが持たれ始めている今。海外はもちろんのこと、できるだけ多くの人に観てもらいたい作品だと思うので、このタイミングで三か国をまわれるのはうれしいことだと思います」と誇らしげな顔を見せた。(取材・文:壬生智裕)
「プルートゥ PLUTO」は1月6日から28日まで東京・Bunkamura シアターコクーン、2月よりイギリス・オランダ・ベルギー、3月上旬より大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演予定