『ファンタビ』続編抜てきでブレイク必至!英俳優カラム・ターナーって?
映画『(500)日のサマー』『gifted/ギフテッド』のマーク・ウェブ監督最新作の邦題が『さよなら、僕のマンハッタン』に決定し、4月14日より日本公開される。同最新作の主人公トーマスを演じる27歳の英国人俳優カラム・ターナーが今年ブレイクしそうだ。
本作は、ウェブ監督が『(500)日のサマー』で長編デビューする前から映画化を熱望していたという青春ドラマ。ニューヨークの街を舞台に、大学卒業を機に一人暮らしを始め、同じアパートに住む小説家の男(ジェフ・ブリッジス)からは人生のアドバイスを受けていた主人公のトーマスがある日、想いを寄せる女の子(カーシー・クレモンズ)と行った店で、偶然に父(ピアース・ブロスナン)とその愛人(ケイト・ベッキンセール)の密会を目撃したことから、思わぬ事態に展開していくさまをサイモン&ガーファンクルの名曲にのせて描く。
ニューヨークへのラブレターとも言える本作で、『(500)日のサマー』ではジョセフ・ゴードン=レヴィットを、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズではアンドリュー・ガーフィールドをスターダムに押し上げたウェブ監督に見いだされた俳優こそカラムだ。カラムは2010年からモデルとして活躍、翌年には短編映画などに出演するようになる。そして『グリーンルーム』『アサシン クリード』など話題作に出演するようになり、ついには今冬公開の大ヒットファンタジー映画の続編『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で36歳のエディ・レッドメイン演じる主人公ニュートの兄役(!)を射止め、一躍注目を浴びた。
本作でカラムを起用したウェブ監督は「大人と少年の狭間にいる俳優を探す必要がありました。カラムはこの役柄をとてもよく理解していましたし、大人と少年の両面の存在感を持っていて完璧だと思いました」と絶賛。本作から新たな写真も公開され、鏡の前に立つトーマスのメガネ姿が印象的なショットからは、凛々しさと少年らしさを感じさせる。(『ファンタビ』続編ではエディの兄役に抜てきされているだけあって、どことなくエディに似ている……。)カラムが今年日本公開を控える作品のラインナップからは、近年、超大作とインディペンデント映画にひっぱりだこ状態のアダム・ドライヴァーのような活躍を期待してしまう。今年目が離せない俳優の一人となりそうだ。(編集部・石神恵美子)
映画『さよなら、僕のマンハッタン』は4月14日より丸の内ピカデリーほか全国公開