河相我聞、息子・沙羅と二人一役!“少年A”役で親子リレー
俳優・河相我聞と息子の沙羅が、22日にTBS系で放送される月曜名作劇場「はぐれ署長の殺人急行3」(よる8:00~10:54)に出演することが明らかになった。同一人物の現代と青年期を演じる、“二人一役”を親子で務める。
本作は、警察署長として地方をめぐる鉄道オタクの主人公・北斗鉄太郎(恵俊彰)が、ずば抜けた洞察力と鉄道の知識を生かして難事件を解き明かす人気シリーズ。河相は、今回の事件のカギを握る重要人物・下山浩介役で出演。過去に凶悪事件を起こし“少年A”として扱われた青年時代の下山を、息子の沙羅が演じる。
つかず離れずの程よい親子関係をつづったブログでも話題の河合だが、同じ作品に俳優として出演するのは初めて。さすがに緊張したようで、「息子が撮影しているところを見たくなって、現場の後ろからこっそり覗いていました(笑)。見守るって いうよりは、なんか気になるんです。これまでは息子が出演した作品をわざわざ見たり、現場に行ったりしたことはありませんでした」と勝手が違った様子だ。
息子の演技については「どうでしょう(笑)。よく頑張ってたな、という感じですかね(笑)」と厳しい目線。ただ、これまで息子の演技をほめたことはなく「それは、この仕事をすることを個人的には賛成していないからなんじゃないかと思います。役を掘り下げることは楽しいけれど、決して楽な仕事ではない。職人みたいな言い方をすると『甘い仕事じゃないんだぞ』と思っているから『頑張ったね』というのはあまり言わないですね」とささやかな賛辞を送る一方、今後のキャリアについては「本人に任せていますが、役者に関しては僕は手を貸さない、と思っています」と語っている。
一方の沙羅は今回のオファーに「悩むことなく10秒くらいで『やります』とお返事しました」といい、「不安はありましたけど、父親の青年期役が出来るのは僕しかいないと」と笑顔。自宅で役づくりに励む我聞を見て演技の参考にし、クランクイン前には親子で役について話し合い撮影に臨んだ。演技については「改めて大変だし難しい仕事だなと思いました」と実感したようだが、「きっぱり辞めたわけではありません」と付け加え、「今は脚本を作ったり映像を撮ったりしています。宮藤官九郎さんのような、どっちもできる人になりたいと思います。もし次に父と共演するなら、父を逮捕する役が やりたいです(笑)」と目標を明かしている。(編集部・入倉功一)