吉岡里帆、田村正和と共演!「眠狂四郎」で時代劇初挑戦
女優の吉岡里帆が、2月17日に放送される田村正和主演のドラマスペシャル「眠狂四郎 The Final」(フジテレビ系・午後9時~11時10分)で時代劇初挑戦、田村と初共演することが決定した。吉岡は、田村演じる剣豪・狂四郎の前に突然現れ「父上」と呼ぶ、謎めいた武家の娘・操(みさお)に。「田村さんは、私の中では“生きるレジェンド”と言いますか、“本当に実在されるんだろうか?”と思うくらいの銀幕スターという存在です。そんな田村さんのお芝居をそばで見られること、眠狂四郎として存在していらっしゃるお姿を拝見できることは、役者としてとても貴重な経験」と憧れの名優との共演が実現した心境を明かしている。
本作は、1956年に「週刊新潮」で連載スタートし、映画やテレビで度々シリーズ化され人気を博してきた柴田錬三郎の豪剣小説に基づくもの(『眠狂四郎無頼控』)。複雑な生い立ちを持ち、伝説の剣を操る孤高の剣豪・眠狂四郎を、市川雷蔵、鶴田浩二、松方弘樹、片岡孝夫ら数々の名優が演じ、田村は1972年~73年に放送された連続ドラマの主演を務め、フジテレビ系列ではおよそ半世紀を経ての復活となる。「The Final」では狂四郎が江戸に戻り自らの出生や運命に立ち向かい、狂四郎と同じ円月殺法を使う妖術の使い手・加賀美耀蔵(椎名桔平)と対峙する。
「今回出演するにあたって(市川)雷蔵さんの作品から拝見させていただいたのですが、『眠狂四郎』というこんなに長年愛されている歴史小説の作品の中に自分も入れて頂けるかと思うと不思議な気分です」と長きにわたって愛されるシリーズに出演する重みをかみしめる吉岡。撮影所の近くの太秦で育ち、18歳のころにエキストラの経験もあると言い、「その時は“いつかちゃんとセリフを言いたいな”と憧れていたので、自分のセリフを持って、自分の役を担って帰って来られてとてもうれしいです」と念願の時代劇、京都での撮影が叶った喜びを述べた。
狂四郎のことを「父上」と呼んで慕い、周囲を驚かせる操だが果たして彼女は何者なのか……? その正体を巡るドラマ、田村と吉岡の掛け合いに期待が高まる。その他キャストに、八嶋智人(金八役)、津川雅彦(松平主水正役)、名取裕子(文字若役)らが決定している。(編集部・石井百合子)