宮藤官九郎「監獄のお姫さま」ギャラクシー賞の月間賞を受賞
宮藤官九郎が脚本を担当した小泉今日子主演のドラマ「監獄のお姫さま」(TBS系)が、「ギャラクシー賞12月度月間賞」を受賞した。放送批評懇談会は「脚本と演出が切り離せないほど見事に絡み合い、最後まで疾走感を失わずに楽しませてくれた」と作品を評価している。
2017年10月期に放送された同ドラマは、過去に同じ女子刑務所にいた女性たちが仲間の冤罪を晴らすためイケメン社長を追い詰めていくクライムエンターテインメント。小泉、満島ひかり、夏帆、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂ら豪華女優陣の共演も話題になった。
放送批評懇談会は「第9話の殺されたユキが憑依したかのような菅野美穂の演技は特筆すべきものがあった」とし、「おばさんのおせっかいが肯定された最終回も感動的だった」と選評で述べている。
ギャラクシー賞は日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために1963年に創設されたもの。宮崎真佐子プロデューサーは「素晴らしい脚本と、おもしろいところはとことん笑わせ、哀しいところはしっかり泣かせてくれるキャストの皆様のお芝居があわさって、今まで見たことのないようなドラマができたと思っています」とコメントし、今回の受賞に感謝している。(宮崎真佐子の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記)(編集部・海江田宗)