『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』米ドラマ化!ワイティティが監督
ニュージーランドの首都ウェリントンで共同生活を送るヴァンパイアたちのゆる~い日常を描いたコメディー映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』が、米FX局でテレビシリーズ化されることが明らかになった。The Hollywood Reporter などが報じた。
人間スチューを気に入ったヴァンパイアたち…映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』本編映像
『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』は、ヴィアゴ(379歳)、ディーコン(183歳)、ヴラド(862歳)、ピーター(8,000歳)というシェアハウスで暮らす4人のヴァンパイアの姿を追ったモキュメンタリー。夜な夜な楽器演奏会やダンスをして過ごし、たまに郊外に飛んでいってはパブで遊び狂うさまをコミカルに映し出し、多くのファンを獲得した。ヴィアゴ役で出演し、監督の一人でもあるタイカ・ワイティティは、その後メガホンを取ったマーベル映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』でもその強烈な才能を大絶賛されている。
映画版ではワイティティとジェマイン・クレメント(ヴラド役)が一緒に監督&脚本を務めたが、1話30分となる今回のテレビシリーズではクレメントが脚本、ワイティティが監督を担当。『パディントン』のケイヴァン・ノヴァクやテレビドラマ「ハイっ、こちらIT課!」のマット・ベリーなどがキャスティングされており、ワイティティたちが俳優として顔を見せるのかは不明だ。現在はFX局がパイロット版の制作をオーダーした段階でまだ詳細は発表されていないが、ワイティティはかつてドラマ版では舞台をアメリカに変更すると明かしていた。
『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』に関しては、同作に登場した警察官のカレンとマイクの姿を描くスピンオフ・テレビシリーズ「ウェリントン・パラノーマル(原題) / Wellington Paranormal」がニュージーランドで制作され今年中頃での放送を予定しているほか、ヴァンパイアたちの宿敵である狼男たちをメインにした続編『ウィーアー・ウルヴス(原題) / We’re Wolves』の構想も練られている。(編集部・市川遥)