マーティン・フリーマン、マーベル新作で大活躍!ハン・ソロ的な瞬間に感激!
現地時間31日、『アベンジャーズ』シリーズのマーベルスタジオ最新作『ブラックパンサー』(3月1日公開)の会見がアメリカ、ロサンゼルスで行われた。主人公ブラックパンサーことティ・チャラを演じるチャドウィック・ボーズマンをはじめとする主要キャストが出席するなか、数少ない白人キャストとなったマーティン・フリーマンが出演の喜びを語った。
ブラックパンサーは、西洋諸国よりはるかに発展した南アフリカの文明国ワカンダの王。マーティンは劇中で、ワカンダの秘密を守るために戦うブラックパンサーと行動を共にするCIAエージェント、エヴェレット・ロスを演じている。
初登場となった『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)では、ほんの少しの出番だったロスだが、本作では大活躍が見られそうだ。会見で「最終的にロスにもヒーロー的な瞬間が訪れることがうれしかった」と明かしたマーティンは「ちょっとした、“ハン・ソロ”的な瞬間があるんだよ。それこそが、この作品の寛容さをあらわしている」と満足げに語る。
本作のキャストは、チャドウィックをはじめとする人気黒人俳優が占めており、白人の主要キャストは、悪役ユリシーズ・クロウ役のアンディ・サーキスと彼くらい。会見に同席したアンディは、監督のライアン・クーグラー監督をはじめ、才能あるアフリカ系の人々との仕事を満足そうに振り返りながら「ライアンが僕とマーティンのシーンを撮るとき、一度に2人の白人を演出するのは初めてだって告白してくれたことがある」と打ち明け、会場の笑いを誘った。
一方で、人種によって仕事相手も変わってしまう現状にアンディは「面白い話だけど、同時に、狂った世の中だって感じもした」と言及。「だって、ライアンとの仕事は、とんでもなく素晴らしい経験だったからだ。彼はとてつもなく才能にあふれ、穏やかで、賢く、芸術的なビジョンを持った監督なんだからね」と続けた。
マーティンもその意見に同意を示すと、「クーグラーとの仕事は素晴らしかったよ。ロスについても、クーグラー監督と僕は、彼をただの卑劣漢で主人公たちの引き立て役のようにはしたくはないという点でも、考えが一致していたんだ」とクーグラー監督の公正な視点を賞賛していた。
この日は、クーグラー監督やチャドウィックをはじめ、マイケル・B・ジョーダン、ルピタ・ニョンゴ、ダニエル・カルーヤ、アンジェラ・バセット、ダイナ・グリラ、フォレスト・ウィテカー、ウィンストン・デュークらも出席した。(編集部・入倉功一)