13cmに縮んだ感想は?マット・デイモンのオモシロ映像
マット・デイモンが人生を謳歌するために13cmの手のひらサイズに縮小する主人公にふんする映画『ダウンサイズ』(3月2日公開)の本編映像が公開。一足先にダウンサイズした同級生に「小さくなるとどんないいことがあるのか?」とインタビューするユーモラスな場面がお披露目となった。
人口増加、低収入・住宅問題などの悩みを解消するための世紀の発明「人類の縮小計画」という奇想天外な物語を通し、現代社会を風刺した本作。ダウンサイズの方法は、全身の毛を剃る→麻酔を注射→5時間睡眠という簡単なもの。一方で、「一度ダウンサイズすると二度と元に戻れない」「1/225000の確率で障害や死に至る可能性もある」「義歯や人工装具はあらかじめ除去あるいは交換が必要」「数種の魚介類はダウンサイズできない」などの注意点があるが、公開となった映像では同級生デイヴ(ジェイソン・サダイキス)が意気揚々とダウンサイズの素晴らしさを力説している。
キッチンでは、テーブルの上にちょこんと座った小さなデイヴと、ダウンサイズを夢見るポールのユーモラスな会話が展開。ポールが「役に立つのはいい気分だろ?」と問うと、デイヴは「“地球を救う”っていうアレ? ダウンサイズは自分のためだ」とキッパリ。「特に経済面で助かる」「王のような生活」と誇らしげだ。
主人公ポール役のデイモンは、本作で描かれるリアルなミニチュア生活について「欲しいもの、快適さに必要なものは全てある。世界最大の屋内スキー場もある。地上の楽園で気楽な生活を送れ、大きな世界では得ることの出来ない快適さが手に入るというわけだ。ダウンサイズが次第に魅力的に見えてくるよね」と興味津々。
『サイドウェイ』(2004)、『ファミリー・ツリー』(2011)で2度のアカデミー賞脚色賞受賞に輝いたアレクサンダー・ペインがメガホンを取る本作には、芸達者なキャストが集結。ポールの妻に『ゴーストバスターズ』(2016)のクリステン・ウィグ、ポールを新しい世界へ誘う謎の男にオスカー俳優クリストフ・ヴァルツ。物語を大きく動かすキーパーソンを演じたホン・チャウが、放送映画批評家協会賞及びゴールデン・グローブ賞助演女優賞にノミネートされた。(編集部・石井百合子)