城田優、プライベートで女性役を引きずり危機!
俳優の城田優が15日、都内で行われた「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード」完成披露試写会に登壇し、同ドラマで担当した女性の繭美役に没頭するあまり、10何年来という親友を失う危機に見舞われたことを明かした。この日は、高良健吾、森義隆監督も来場した。
本作は、人気作家・伊坂幸太郎のベストセラー小説を実写ドラマ化した作品。多額の借金のかわりに、死よりも深い恐怖が待つ「あのバス」に乗る運命のダメ男・星野一彦(高良)が、謎の組織から見張り役として送り込まれた体格のいい毒舌な女・繭美(城田)をお目付け役に、5股をかけていた5人の恋人に別れを告げる数日間を描く。
繭美役のオファーを受けた城田は、「えっ、女?」と確認後、「やる。やりたい!」と即答したそうで、当時の心境を「(役者として)女という漢字一文字だけで直感的にやりたいと思った」とコメント。そして、エステに通ったりブラジャーをつけたりするという役作りで繭美役に挑むも、「繭美というキャラクターはすごく濃いし唯一無二なので、それを作ることに苦労しました」と訴えると、カメラテストで森監督から「もっとトゲトゲしく。優し過ぎる。城田くんの人となりが出ているから、もっと消せ」と言われ、「どんどん、包丁を研ぐように自分を研いでいった」と振り返った。
ところが、そのせいで「プライベートでお友達を何人か失ったんだよね」と森監督から暴露されると、城田は「役を引きずらないタイプなんですけど、常にカリカリ、イライラ、何かに不満を抱くような感じになってしまって、10何年来の親友とも言えるような友達と初めてケンカというか、『お前なんだよ!』と言われました」と話すと、さらに「基本的に僕はラブ&ピースで生きているんですけど、(撮影していた昨年の)夏は結構オラオラでした。事件が沢山ありました」と、他にもトラブルがあったことを打ち明けた。
一方で高良とは「共演して、心まで入っていける人はなかなかいないけど、健吾はそういう人」と新しい絆が生まれたことも報告するが、森監督が「顔合わせの時に、高良が『僕、城田くんと合わないと思います』と言っていた」とリークし、またもや友達を失う危機に直面。しかし、高良は「今の言葉足りないです。俺、しゃべれるかな……と思っただけです」と釈明し、城田を安心させていた。(取材:錦怜那)
「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード」はWOWOWにて2月17日放送開始(全6話・第1話無料放送) 毎週土曜よる10時