草なぎ剛『クソ野郎と美しき世界』現場レポ!「未来につながる作品」
14日、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が出演するオムニバス構成の映画『クソ野郎と美しき世界』の中の短編『光へ、航る』の現場取材会が埼玉県で行われ、囲み取材に出演者の草なぎ、尾野真千子、監督&脚本を担当している太田光(爆笑問題)が出席。本作について草なぎが「未来につながっていく作品」と胸を張った。
『クソ野郎と美しき世界』は4人の監督がメガホンを取る4本の短編から成る映画で、草なぎの作品以外では、稲垣の『ピアニストを撃つな!』の監督&脚本を『愛のむきだし』などの園子温、香取の『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』の監督&脚本を演劇プロデュースユニット「城山羊の会」の山内ケンジ、"クソ野郎★ALL STARS"が登場する『新しい詩』(読み:あたらしいうた)をカンヌ国際広告賞グランプリ受賞の映像監督・児玉裕一が務める。
『光へ、航る』のクランクイン日となったこの日は天候にも恵まれ、青空の下で草なぎと尾野の共演シーンを、太田監督のもとに集結したスタッフたちとともに撮影。ストーリーの詳細は明らかにされていない作品だがその注目度は高く、駆けつけた多くの報道陣が撮影の様子を見守った。
その後に行われた3人(草なぎ、尾野、太田監督)の囲み取材は、太田監督がブラックジョークをさく裂させまくりで、笑いがあふれる和やかな雰囲気に。あまりの強烈ジョークに草なぎと尾野が太田監督の発言をスルーしたり、見かねた草なぎが「田中さんいませんから!」と太田監督の相方・田中裕二(爆笑問題)に代わってツッコミを入れる場面もあった。
会見中、終始楽しそうな笑顔を見せていた草なぎは今作について「始まりは『映画とかやりたいな』って3人(稲垣、香取、草なぎ)で話していたので」とし、「いい仲間と一緒につくっている映画という感覚です」とコメント。「もしかしたら次につながっていくような、未来につながっていくような感じです」と明かし、「『クソ野郎と美しき世界』というタイトル通りハチャメチャなんですけど、最後は劇場からあったかいものを持って帰ってもらえるような映画だと思います。フルスロットルで撮影を駆け抜けて最高の作品をつくります」とメッセージを送っていた。
本作の公開日は4月6日。2週間限定で全国86(野郎)館で公開される。(編集部・海江田宗)