女性初ならず『ブレードランナー 2049』受賞!全米撮影監督協会賞
映画撮影技術における優れた実績を表彰する第32回全米撮影監督協会(ASC)賞が発表され、映画『ブレードランナー 2049』の撮影監督ロジャー・ディーキンスが4度目の受賞を果たした。
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ディーキンスがノミネートされたのは15度目で、過去に『ショーシャンクの空に』『バーバー』『007 スカイフォール』でASC賞を獲得し、2011年には生涯功労賞も受賞している。32年のASC賞史上初めて女性撮影監督が長編映画部門でノミネートされた『マッドバウンド 哀しき友情』のレイチェル・モリソンは惜しくも受賞を逃した。
テレビ部門では「ザ・クラウン」のシーズン1第5話「板挟み」のアドリアーノ・ゴールドマン、「12モンキーズ」シーズン3第9話「泥棒」のボリス・モイソフスキ、「ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン」シーズン1第1話「第一章」のマシアス・ハーンドルに賞が贈られている。
The Hollywood Reporter などによると、プレジデンツ・アワードを受賞したスティーヴン・ライトヒルは今年99人の女性撮影監督がAFI(アメリカ映画協会)を卒業する予定であるとスピーチ。いつの日か、性別に関係なく誰もが「撮影監督」の肩書だけになる日を楽しみにしていると語った。(澤田理沙)