稲垣吾郎『クソ野郎と美しき世界』今までの自分超える挑戦
19日、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の映画『クソ野郎と美しき世界』の中の短編『ピアニストを撃つな!』の囲み取材会が都内で行われ、出演者の稲垣、浅野忠信、満島真之介、馬場ふみか、監督&脚本を担当した園子温が出席。『クソ野郎と美しき世界』のepisode.1として登場する本作について語った。
【写真】ド派手な世界観!稲垣、浅野、満島、馬場が劇中衣装で会見
『クソ野郎と美しき世界』は4本の短編から構成されるオムニバス映画。稲垣の『ピアニストを撃つな!』がepisode.1、香取の『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』(監督&脚本:山内ケンジ)がepisode.2、草なぎの『光へ、航る』(監督&脚本:太田光)がepisode.3、"クソ野郎★ALL STARS"が出演する『新しい詩』(読み:あたらしいうた。監督&脚本:児玉裕一)がepisode.4とされている。
この日の取材会には出演者たちが劇中の衣装を着て登場。auの人気CM「三太郎シリーズ」や『るろうに剣心』などのスタイリスト・澤田石和寛が手がけたそのド派手な衣装に、集まった報道陣がザワついた。「映画はいろんな楽しみがないといけない。衣装も楽しいものにするべきだと思っている」という『愛のむきだし』などの園監督は、「ストーリーは現実的ですが、内容はほぼ近未来としか思えない内容。そういうのが大好きなんです」と続けた。
一方、「コスチュームもそうですし、こういう世界観もすごい新鮮です」と話す稲垣からは、撮影が楽しくて仕方がないという思いがあふれていた。今作に稲垣は「ゴロー」として登場するのだが、園監督は「今までの吾郎ちゃんのイメージを尊重しつつ、ちょっときわどい感じの、いろんな挑戦をしています」と明かし、稲垣も「自分であって自分ではないような。今回は今までの僕のイメージであったりとか、やってきたものを超えた挑戦なので。まだ知らない自分という感じがします」と役がらについて説明した。
会見の冒頭では「監督がたまに『吾郎ちゃん』と言ってくださるのが嬉しい」と話し、「ちゃん付け」で監督から呼ばれることを希望していた稲垣。撮影現場でいろんなことが変化していく「ライブ感がすごく大事な気がします。そういうのが楽しい」とし、「新しい地図として初めての作品。記念すべき第一弾として本当にすばらしい作品に仕上げたい。忘れられないような作品にできたら」と意気込みを語っていた。(編集部・海江田宗)
映画『クソ野郎と美しき世界』は4月6日より2週間限定で全国86(野郎)館で公開