マーベル『ブラックパンサー』興収2億ドル超えの特大ヒット!『アベンジャーズ2』も抜いた!
全米ボックスオフィス考
先週末(2月16日~2月18日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、漆黒のヒーローを描いたマーベル映画『ブラックパンサー』が興行収入2億200万3,951ドル(約222億2,043万4,610円)という特大ヒットで首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
『ブラックパンサー』は、アフリカにある超文明国ワカンダの若き国王にして、ヒーロー・ブラックパンサーの顔も持つティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)を主人公にしたスタイリッシュなアクション映画。メインを黒人キャストでそろえた画期的な作品で、前売りの売り上げなどから大ヒットは予想されていたものの、ふたを開けてみると過去4作しかなかったオープニング興収2億ドル(約220億円)超えを果たす特大ヒットとなった。
歴代オープニング興収ランキングでは、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』抜いて5位に。『ブラックパンサー』を上回っているのは、上から『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』『ジュラシック・ワールド』『アベンジャーズ』ということからも、そのすごさがうかがえる。
ヒュー・ジャックマン主演ミュージカル『グレイテスト・ショーマン』は公開9週目にして6位と依然として好調で、累計興収は1億5,441万1,874ドル(169億8,530万6,140円)に。『レ・ミゼラブル』と『ラ・ラ・ランド』を一気に抜いて、ミュージカル映画で歴代4位のヒット作となっている。
7位には、「ひつじのショーン」などで知られる英国アードマン・アニメーションズの新作『アーリー・マン(原題) / Early Man』が興収319万525ドル(約3億5,095万7,750円)で初登場。「ウォレスとグルミット」の生みの親であるニック・パークが久々に監督を務めた、太古の昔が舞台のアドベンチャーコメディーで、エディ・レッドメイン、トム・ヒドルストンなどがボイスキャストを務めている。
今週末は、ナタリー・ポートマン主演SF『アナイアレイション -全滅領域-』などが公開される。(編集部・市川遥)
2月16日~2月18日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ブラックパンサー』
2(2)『ピーターラビット』
3(1)『フィフティ・シェイズ・フリード』
4(4)『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』
5(3)『15時17分、パリ行き』
6(5)『グレイテスト・ショーマン』
7(初)『アーリー・マン(原題) / Early Man』
8(6)『メイズ・ランナー:最期の迷宮』
9(7)『ウィンチェスター(原題)/ Winchester』
10(8)『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』