唐沢寿明、渡部篤郎と初共演!がんが消滅していく謎に迫る医療ミステリー
第15回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した小説「がん消滅の罠~完全寛解の謎」が、唐沢寿明主演、渡部篤郎、及川光博ほか豪華キャストでドラマ化され、4月2日よる8時よりドラマ特別企画「がん消滅の罠」(TBS系)として3時間にわたって放送されることが明らかになった。意外にも唐沢と渡部は、本作が初共演となる。
第15回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した、岩木一麻による小説「がん消滅の罠~完全寛解の謎」をドラマ化する本作は、がんの症状が軽減される「寛解」という状態を切り口に描く医療ミステリー。
日本がんセンターの呼吸器内科医・夏目典明(唐沢)はある日、末期がん患者を担当する。しかし患者たちは保険金の生前給付を受け取った直後、がんが「完全寛解」する。夏目は、高校時代からの友人で、同じく日本がんセンターで研究医として働く羽島悠馬(渡部)、そして高校時代の同級生で保険会社員・森川雄一(及川)とともに、患者のがんが立て続けに完全寛解した謎に挑む。連続して起こるがん消滅は、奇跡なのか陰謀なのか……。唐沢、渡部、及川のほかに、麻生久美子、吉田鋼太郎、りょう、北大路欣也らが共演する。(編集部・石神恵美子)
主要キャスト&プロデューサーのコメントは次の通り。
<唐沢寿明コメント>
連続ドラマ作品での医者役は3度目になりますが、今回演じる夏目典明は、スーパードクターではなく“普通”の医者。原作では、いろんなことに巻き込まれ、翻弄されてしまう、どこか主人公っぽくない役どころでした。今回ドラマでは、原作の世界観は生かしながらも、よりドラマチックな脚本になっています。渡部篤郎さんとは今回が初共演。演技の現場でご一緒するのは初めてですので、非常に楽しみにしています。見どころは「なぜ、がんは消滅したのか」というところ。原作を読んだ本職の医者でも翻弄されてしまったというくらいの「謎」を解明していく過程は、この作品の一番の肝になっていると思います。医療が進化し、がんが治せる時代になった今、このリアルとフィクションの狭間のような作品は、僕が一視聴者であっても非常に興味深いテーマです。本当にストーリーが面白いので、役に身を任せて演じようと思っています。
<渡部篤郎コメント>
重厚感のある原作の、ドラマ化を見てくださる方々に楽しんで頂くよう、スタッフ、キャストで繊細に作っています。主演の唐沢さんは数多くの名作を作りあげた方です。ご一緒させて頂くのは初めてですが、最高のエンターテインメントになるよう導いてくれます。素晴らしい原作、キャスト、スタッフに恵まれて、心より感謝しています。
<及川光博コメント>
僕が演じる森川雄一は、とある事案から唐沢さん演じる夏目の保険金詐欺への加担を疑い始めるという役どころ。夏目の同級生で親友でもあります。僕と唐沢さんが同級生に見えるかどうかはさておき(笑)、日頃からプライベートで食事をご一緒する仲なので、その距離感を演技に活かせればと思います。渡部さんとの共演も久しぶり。3人の関係性が楽しみですね。先輩方の胸を借りて多くを学びたいと思います。
<プロデューサー・倉貫健二郎コメント>
「がんが治る」と聞けばどう思いますか? この原作は、日本人の2人に1人が罹るがんを題材にし、末期がんの患者たちが次々に謎の完全寛解(完治)をしていくという驚愕の展開で幕を開けます。最新のがん治療を背景にした全く先の読めない展開は、圧倒的な面白さで読者に迫って来ます。この傑作医療ミステリーを、最高のキャストと最高のスタッフで映像化できることがうれしくてなりません。春の放送を楽しみにお待ちください!