湯浅政明『夜は短し歩けよ乙女』最優秀アニメーション賞に輝く!
第41回日本アカデミー賞
第41回日本アカデミー賞授賞式が2日、港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われ、湯浅政明監督による映画『夜は短し歩けよ乙女』が最優秀アニメーション作品賞に輝いた。
第20回山本周五郎賞、第4回本屋大賞第2位に輝いた森見登美彦の同名小説をアニメ映画化した本作。京都の移りゆく四季を背景に、パッとしない大学生と彼が片思いする後輩の恋の行方を、個性的な仲間たちが起こす珍事件と共に描いた。
湯浅監督は「アニメーションは本当にたくさんの人が作品を作っていって、いろんな方が頑張っています」と語り、スクリーンの裏側にある努力に触れつつ、「スタッフ、キャストのみなさま、おめでとうございます」と仲間を祝福した。
同作では、テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」などへの出演で知られる星野源が主人公の声優を担当。監督の湯浅をはじめ、脚本の上田誠、キャラクター原案の中村佑介ら、森見原作によるテレビアニメ「四畳半神話大系」のスタッフが再集結した。
ほか、同部門では『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』『メアリと魔女の花』『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』が優秀作品賞に選ばれた。(編集部・小山美咲)