ムロツヨシ、学生に本気の指南!挫折するくらいなら「その程度の覚悟」
「体は赤ちゃん、中身はおっさん」という“カワふてぶてしい”キャラクターが活躍する映画『ボス・ベイビー』(3月21日公開)のジャパンプレミアが7日、都内で行われ、日本語版ボイスキャストのムロツヨシ、芳根京子、乙葉、石田明(NON STYLE)が舞台あいさつに登場。会場に招待された100名の学生たちの質問に応じたムロが、夢を実現するための心構えを熱く伝授した。
ユニバーサル・スタジオとドリームワークス・アニメーションの初タッグを組んだことでも話題の本作。7歳のティムの元に、ある日、黒いスーツにブリーフケース、ネクタイをビシッと締めた赤ちゃん、その名も“ボス・ベイビー”が、弟としてやって来たことから巻き起こる騒動を描いたコメディー。日本語吹替え版では、ボス・ベイビーをムロ、兄ティムを芳根、ティム兄弟のパパを石田、ママを乙葉が担当する。
体は赤ちゃん、知能は大人というボス・ベイビーと本作の内容にちなみ、この日、キャスト陣は、子どもから大人へ脱皮して自分の夢にチャレンジしている大学生たちとクロストークを展開。「Jリーグの専属レポーターになりたい」という女子大生が「アナウンスの練習をしてもうまくいかない。挫折を乗り越えるには?」とムロに質問。
するとムロは「挫折するくらいなら、その程度の覚悟だったということかな。どんなに叱られても、大失敗しても、やりたいと思うのが夢だと思いんです。挫折しても、また別のやり方を見つければいい。そう42歳のおじさんは、思うのです」とオーバーな身振りで舞台の中央へ歩み出た。
「演出、入れすぎ。今、ピンスポットが見えたわ」と石田に突っ込まれつつ、さらにムロは「一人じゃできないことは仲間に助けられたり、仲間に甘えたりすることもいい。この映画にも、ちゃんとそういうことが描かれています」と最後は作品のPRも。芳根も「挫折しても、その先にある達成感を知ったら、やっぱりやれるようになれるのでは」と優しくアドバイスしていた。(取材/岸田智)