松雪泰子、吹替え担当『リメンバー・ミー』アカデミー賞は「確信していました」
第90回アカデミー賞の長編アニメ映画賞・歌曲賞の2部門で受賞したディズニー/ピクサー最新作『リメンバー・ミー』のジャパンプレミアが8日、都内で行われ、日本語版声優を務める女優の松雪泰子らが出席。本作のアカデミー賞獲得について松雪は「確信していました」と述べると、「公開前に本当に嬉しいニュースでした」と笑顔を見せた。
カラフルな死者の国を舞台に、何世代にもわたる家族のつながりをテーマにした本作。イベントには主人公・ミゲル役に大抜擢された石橋陽彩ほか、ミゲルの相棒となるガイコツ・ヘクター役の藤木直人、ミゲルのお父さん役でディズニー声優に初挑戦の横山だいすけ、ミゲルが憧れる伝説のミュージシャンのデラクルス役の橋本さとしら日本語版の豪華キャスト陣が一堂に集結した。
藤木も、本作のアカデミー賞受賞に関しては「事前にゴールデン・グローブ賞も受賞していたのでアカデミー賞もとるかなと思っていたらとった。嬉しい反面、僕らのハードルもあがりました」と嬉しそうな表情。
また、この日は日本版エンドソングで初タッグを組んだシシド・カフカと、東京スカパラダイスオーケストラが公の場では初となる主題歌「リメンバー・ミー」を初生披露。会場をわかせ、松雪も「素晴らしかったです」と感無量の表情。
松雪も映画のテーマにもなっている家族について「いつも食卓を囲んでいる時も自分も家族の写真を家にたくさん飾っていて、写真を見て元気かなと思っていたら両親からメールが来たり。あ、家族ってやっぱりつながっているんだなって思ってりしています」としみじみ。藤木も、家族の写真を飾りながらアフレコ収録に臨んだことなどを明かした。
家族については本作に声優としても参加しているスカパラの茂木欣一も「家族の絆というものを改めて教えてくれるし、個人的に出会えなくなった友達のことも思い出させてくれた。前向きな気持ちになれる素晴らしい映画」とコメント。本作を改めて絶賛していた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『リメンバー・ミー』は3月16日より全国公開