『バットマン』ジョーカー単独映画は、80年代の挫折したコメディアンを描く?
バットマンの宿敵ジョーカーの単独映画で描かれる彼の過去は、1980年代初期に生きる挫折したコメディアンになるようだと The Wrap が情報筋からの情報として報じた。
『スーサイド・スクワッド』でジャレッド・レトーが演じたジョーカーとは、違うユニバースの物語になるとされている本作。ジョーカー役としてホアキン・フェニックスとの出演交渉が進んでおり、巨匠マーティン・スコセッシがプロデューサーとして参加、『ハングオーバー!』シリーズのトッド・フィリップスが監督を務める。
コメディアンとスコセッシといえば、コメディアンの卵の狂気を描いた『キング・オブ・コメディ』(1983)が思い出されるところ。また、コメディー畑で活躍するフィリップス監督がメガホンを取ることにも納得がいく。
今年中旬にも製作がスタートする予定だったが、情報筋が同サイトに語ったところでは、『8 Mile』の脚本家スコット・シルヴァーとフィリップス監督による脚本のリライト作業の影響で遅れることになりそう。ジョーカーがコメディアンだったという設定は、アラン・ムーアによるコミック「バットマン:キリングジョーク」とも共通する設定で、映画がこのコミック準拠した内容になるのかも、気になるところだ。(編集部・入倉功一)