成田凌、同棲した井浦新との「距離感」告白
俳優の成田凌が12日、都内で行われた映画『ニワトリ★スター』公開直前対談イベントに井浦新とともに出席。撮影前に井浦と10日間の同棲生活を送り、絆を深めた成田だが、今となっては「距離感を感じる」とぶっちゃけ、会場の笑いを誘った。
本作は、男二人の友情と夢と愛がつまったバイオレンス・ラブ・ファンタジー。東京の片隅にある奇妙なアパートで共同生活を送る、くたびれた大麻の売人・草太(井浦)と、全身タトゥー&赤髪モヒカン姿の無邪気さと影をあわせ持つ若者・楽人(成田)が予測不能の事態に巻き込まれていくさまが描かれる。
役作りのために撮影場所近くにアパートを借りて、同棲生活を送った井浦と成田。役に入り込んだ成田について、井浦は「楽人は無鉄砲で、怖いもの知らずで、危うさがあるんだけど、その(キャラクターの)肝となる危うさを凌は見事に表していた」と称賛した。
一方の成田は「僕がどうやって楽人になっていくか……という段階で(井浦は自分を)引っ張ってくれていたと思っていたけど、終わってみたら『ただいてくれたんだな』と思った」と井浦の存在だけで、役になりきれたことを告白。そして、「井浦新として会うと、すごい距離感を感じているんですけど」と今では大先輩である俳優・井浦新に「いい意味での距離感」を感じていることを明かして井浦を笑わせつつ、「(でも撮影現場では)草太としていてくれたんだなと思っています」と重ねて感謝した。
また、同棲生活を振り返り、成田は「先に新さんが(部屋に)入られていたんですが、自分のスぺースが完全にできているんですよ。(歯ブラシとかも)綺麗に並んでいて、さすがだなと思いました。ある種のプレッシャーですけどね」と井浦の几帳面な性格を暴露して苦笑い。しかし、実際はそのプレッシャーに負けなかったそうで、「部屋をグッチャグチャにしました!」と天真爛漫な一面をのぞかせ、集まったファンを喜ばせていた。(取材・文:錦怜那)
『ニワトリ★スター』は3月17日より公開