ももクロ・百田夏菜子、赤担当なのに「赤色の食材ダメ」
最強の敵の登場でマーベルヒーローのドリームチーム「アベンジャーズ」が全滅の危機を迎えることでも話題の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(4月27日公開)の日本語吹き替えキャスト「集結式」が14日、都内で行われ、米倉涼子(ブラック・ウィドウ役)、溝端淳平(ファルコン役)、ももいろクローバーZの百田夏菜子(シュリ役)が登壇。米倉は、『ブラックパンサー』に引き続き、新キャラクターシュリ役で本作に参戦した百田に「(声優を)やっていると、一人で闘って、一人で気持ちを上げていかないといけないから、孤独なんです。でも、みんながついていると思うことが大事」とアドバイス。「米倉さんがついていてくださると、めちゃくちゃ心強いです」と百田が答えると、米倉も「ついてます」と力強く応じた。
6つすべてを手に入れると世界を滅ぼす無限大の力を得る“インフィニティ・ストーン”。マーベルの過去作でも登場していたこの究極の力を秘めた石を狙う最強の敵サノスに立ち向かうべく、アベンジャーズのほかスパイダーマン、ドクター・ストレンジ、ブラックパンサー、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーらが集結する本作。究極のドリームチームが、人類の命運をかけた壮絶なバトルに挑む。
『アベンジャーズ』(2012)以来、スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウの吹き替えを担当している米倉。溝端は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)から登場しキャプテン・アメリカの友人となるファルコンの声を担当。百田は公開中の『ブラックパンサー』(2018)で、ブラックパンサーことティ・チャラの妹シュリの声を担当し、本作でも続投する。
マーベルファンを自認する溝端は「コミックスもなんとなく見ていて、サノスは宇宙的に最先端の知能を持ったラスボスにふさわしい最強の敵。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)で分裂したアベンジャーズですが、やっぱりチームワークです。米倉さんを信じてついていけば大丈夫」と百田を勇気づけた。
トーク中に「自分にとってラスボス的な、最強の存在は?」という質問を受けた3人。米倉が「普通に考えたら、会社の社長かな~って思ってたんですけど(笑)、それよりもっと打ち勝たなきゃいけないものは、自分なのかなって。ラスボスって、自分をコントロールしたりとか、そういうものの中で怠けた心とか、そう思っている自分もいるじゃないですか。それに打ち勝つには、本当の自分なんだと思います」と答えると、百田は「トマトが苦手で、イチゴやパプリカとか、赤い色の食材もダメ」と意外なエピソードを披露し、溝端が「だってももクロで、赤担当でしょ?」と興味津々の表情。「アイドルとして、イチゴが好きって言いたいし、プチトマトをかわいく食べたいけど、食べられない。いつかトマトを倒したいです」と続けた百田に、溝端は「アベンジャーズ史上、一番(吹き替えの)声がかわいいと思いました。最強の敵の話も、やっぱりかわいいですね」とニンマリの表情だった。(取材/岸田智)