上戸彩、12年前のコナン出演は「記憶まったくない」
女優の上戸彩とお笑い芸人の博多大吉が20日、都内で行われたアニメ「名探偵コナン」の劇場版最新作『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』の公開アフレコイベントに出席。12年ぶりの「コナン」シリーズ参加となる上戸は、前回のことは「記憶はまったくなくて」と告白した。
本作は、原作コミック、テレビアニメ、映画といずれも高い人気を誇るシリーズの劇場版第22弾。大規模な爆破事件の真相を追う江戸川コナンが、私立探偵・黒ずくめの組織のメンバー・公安警察という3つの顔を持つ安室透に振り回されながらも、逮捕された毛利小五郎の無実を証明しようと奮闘する姿を描く。
今回、テレビアニメシリーズ以来、12年ぶりの「コナン」シリーズへの参加で弁護士・橘境子の声優を務める上戸は「嬉しかったです。同じ作品に携われることが奇跡というか、たくさんの方がいらっしゃるなかで、一度経験したことのあるわたしをもう一度選んでくださったのは心から感謝です」と満面の笑み。
上戸は前回、本人役での出演だったが、「(前回の)記憶はまったくなくて。『観てください』というキャンペーンのお仕事は覚えているけど、オンエアは観ていないんじゃないかと思っています。なので、今回は一から境子という女性に心を込めて、恥ずかしがらずに思いっきりやらせていただきました」と振り返った。
その後の公開アフレコでは、専門用語が多く含まれる長いセリフも難なくこなした上戸。劇中では叫ぶシーンもあるとのことで「ドスの効いた低い声も思いっきり叫ばせていただきました。カラオケでストレスを発散する人はこういう気持ちなのかなというくらい、脳から何からすっきりして楽しかったです」と感想を語った。
一方、大吉が声を担当した羽場二三一にも怒鳴り散らすシーンがあるそうで、上戸が「普段あんな声出すことあるんですか?」とギャップに驚くと、大吉は「あまりないです」と答えていた。(取材・文:中村好伸)
映画『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』は4月13日公開