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フランケンシュタイン女性原作者に、巨匠ゴダールのミューズ映画も!2018-2019ギャガのラインナップ一挙

エル・ファニングがフランケンシュタインの原作者メアリー・シェリーに!
エル・ファニングがフランケンシュタインの原作者メアリー・シェリーに!

 独立系の雄としてさまざまな話題作を手がけている映画会社ギャガが4日、「2018-2019ギャガ株式会社ラインアップ発表会」を都内で行い、31本にもおよぶ個性的なラインアップの数々が明らかになった。同社代表取締役会長CEOの依田巽氏も「ギャガらしいラインナップを今年も用意しました。映画ビジネスなので、山あり谷ありですが、今日発表する作品のほかにも、来春公開を目指す邦画や、世界市場を視野に入れたアニメも進行しております。本日ご来場の皆さまにも一層のご愛顧をお願いします」と今年のラインナップに自信を見せた。

かわいすぎ!フランケンシュタイン原作者役のエル・ファニング【写真】

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『リダウタブル(英題)』 - (C) LES COMPAGNONS DU CINEMA - LA CLASSE AMERICAINE - STUDIOCANAL - FRANCE 3.

 今年発表されたラインナップで目に付くのは、実在の人物を題材とした作品。その中でも注目なのは、『中国女』などで知られる女優アンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的小説を、アカデミー作品賞を獲得した『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督が映画化した『リダウタブル(英題)/ Redoubtable』。鬼才ジャン=リュック・ゴダール監督のミューズとして、そして妻として過ごした日々を鮮やかな映像で描き出す作品となる。

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『ボルグ/マッケンロー(原題)』 - (C) AB Svensk Filmindustri 2017

 そのほかにも、テニスブームに沸く1980年代を舞台に、ボルグマッケンローという歴史に名を残すテニスプレイヤーたちの対決を描く『ボルグ/マッケンロー(原題)/ Borg/McEnroe』、フランケンシュタインの原作者として知られる女性作家メアリー・シェリーの生涯を描く『メアリー・シェリー(原題) / Mary Shelley』、若くして『オズの魔法使い』のドロシーを演じるも、波瀾万丈の人生を送ったジュディ・ガーランドの生涯を、『シカゴ』で圧倒的な歌唱力を見せたレニー・ゼルウィガー主演で描く『ジュディ(原題) / Judy』、そして後に史上初のユダヤ人女性最高裁判事となったルース・ギンズバーグの実話を、ミミ・レダー監督、フェリシティ・ジョーンズ主演で贈る『オン・ザ・ベーシス・オブ・セックス(原題)/ On The Basis Of Sex』などがそろった。

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 また、今年の賞レースをにぎわせた『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督が、ダリオ・アルジェントの傑作を再映画化した『サスペリア(原題) / Suspiria』も注目の1本。「旧作とは異なるラストに新たな戦慄が走る」とのことで、その出来が期待される。その他、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で、世界中の殺し屋たちの最強決定戦を描き出す『キリング・ガンサー』、『イット・フォローズ』の制作陣が送る心理スリラー『イット・カムズ・アット・ナイト(原題) / It Comes At Night』、その『イット・フォローズ』の監督とアンドリュー・ガーフィールドがタッグを組み、ゲーム「ゼルダの伝説」の解読図に事件解決の糸口を見出す『アンダー・ザ・シルバー・レイク(原題) / Under the Silver Lake』。そして『ベイビードライバー』のアンセル・エルゴードクロエ・グレース・モレッツ共演のクライムミステリー『ノーベンバー・クリミナルズ(原題) / November Criminals』なども話題を集めそうだ。

 また、ギャガは、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『ビッグ・シック』など話題の作品を数多く手がけるAmazonスタジオの作品を、日本で優先的に手がけることが可能となる「ファースト・アウトプット・ディール」の契約を結んだといい、その手始めとして、エディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズという『博士と彼女のセオリー』のコンビが再タッグを果たした、熱気球サバイバルエンターテインメント『ジ・エアロノーツ(原題) / The Aeronauts』、そして『秘密と嘘』の名匠マイク・リー監督が、選挙法改正を求めたデモに武力鎮圧が行われ、多数の犠牲者が生まれた、1819年の「ピータールーの虐殺」の歴史的真相に迫る『ピータールー(原題) / Peterloo』の2本も公開されることが決定した。

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『アイネクライネナハトムジーク』

 また邦画も、監督で観るべき作品が勢ぞろいした。『64-ロクヨン-』の瀬々敬久監督が生田斗真瑛太を迎えた『友罪』、是枝裕和監督がリリー・フランキーを迎えた『万引き家族』、人気作家・伊坂幸太郎からの指名を受けた今泉力哉監督が三浦春馬主演で描く『アイネクライネナハトムジーク』、モスクワ国際映画祭W受賞を果たした中川龍太郎監督が、朝倉あき主演で描く『四月の永い夢』といった作品がそろった。

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『ザ・デス・オブ・スターリン(原題)』 - (C) 2017 MITICO ・ MAIN JOURNEY ・ GAUMONT ・ FRANCE 3 CINEMA ・ AFPI ・ PANACHE ・ PRODUCTIONS ・ LA CIE CINEMATOGRAPHIQUE ・ DEATH OF STALIN THE FILM LTD

 また、『茄子、アンダルシアの夏』以来15年ぶりとなる、高坂希太郎監督の劇場監督作品『劇場版 若おかみは小学校!』や、ヴィム・ベンダース製作総指揮で、18年ぶりに復活する『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス(仮題)』、そして個性派俳優スティーブ・ブシェミが出演する『ザ・デス・オブ・スターリン(原題) / The Death of Stalin』『リーン・オン・ピート(原題) / Lean On Pete』なども期待したい。(取材・文:壬生智裕)

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<今回発表された2018-2019ギャガ株式会社ラインアップは以下の通り>

トレイン・ミッション』全国公開中
ダンガル きっと、つよくなる』4月6日公開
ホース・ソルジャー』5月4日公開
『友罪』5月25日公開
『万引き家族』6月8日公開
オンリー・ザ・ブレイブ』6月22日公開
『リダウタブル(英題)』7月13日公開
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス(仮題)』7月公開
『ザ・デス・オブ・スターリン(原題)』8月公開
『ボルグ/マッケンロー(原題)』8月公開
『劇場版 若おかみは小学生!』9月公開
『ハンター・キラー(原題)/ Hunter Killer』10月公開
『リーン・オン・ピート(原題)』11月公開
『マリア・バイ・カラス(原題) / Maria By Callas』
『メアリー・シェリー(原題)』今冬公開
『アイネクライネナハトムジーク』今冬公開
『アンダー・ザ・シルバー・レイク(原題)』2018年公開
サスペリア(原題)』2019年1月公開
『シスターズ・ブラザーズ(原題) / Sisters Brothers』2019年公開
『ジュディ(原題)』2019年公開
『オン・ザ・ベーシス・オブ・セックス(原題)』2019年公開
『ジ・エアロノーツ(原題)』2019年以降公開
『ピータールー(原題)』2019年以降公開
『四月の永い夢』5月12日公開
『ノーベンバー・クリミナルズ(原題)』8月公開
『テルマ(原題) / THELMA』10月公開
『イット・カムズ・アット・ナイト(原題)』11月公開
『キリング・ガンサー』7月14日公開
「若おかみは小学生!」4月8日よりテレビ東京6局ネットにて毎週日曜・午前7時14分~放送
「鹿楓堂よついろ日和」4月よりAT-X、TOKYO MX他にて放送開始
「うちのウッチョパス」はNHK Eテレにて毎週火曜・午後5時20分~放送中

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