スピルバーグ監督“スピルバーガー”のアイデアにNO
映画監督のスティーヴン・スピルバーグが、アメリカの大手ハンバーガーチェーンによる“スピルバーガー”販売のアイデアに「NO」と伝えた。
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事の発端は25日、アメリカのファースフードチェーン「Carl's Jr.」の現地Twitterが、スピルバーグ監督の新作『レディ・プレイヤー1』の公開に敬意を表し、同社のハンバーガーのひとつ CHARBROILED SLIDER の商品名を SpielBurgers(スピルバーガー)に変えるとツイートしたこと。「スピルバーグの承認はまだですが、彼も問題ないとしてくれるでしょう」と呼びかけていた。
これに対して、映画を製作・配給する米ワーナー・ブラザースの現地公式アカウントは、「『レディ・プレイヤー1』を愛してくれてありがとう。でも、これは承認されないですね」と応援に感謝を示しつつもやんわりお断り。めげない Carl's Jr. の「大丈夫です! 映画のプレミアで直談判します!」というツイートに、「うーん……タキシードは持ってるんですか?」と返すなど、SNS上でやりとりを繰り広げた。
そこにきて28日、スピルバーグ監督本人が、自身の制作会社アンブリン・エンターテインメントのTwitterアカウントにビデオメッセージを投稿。そのなかで「CHARBROILED SLIDER を“スピルバーガー”に改名するっていう話が気になっていたんだ。素晴らしいことだけど、辞退するよ。停止命令だ。それはできない。みんな、ごめんね」と笑顔で否定した。
もちろん本気ではなく、同社の関係者は、The Hollywood Reporter に対して「スピルバーガーは同社のメニューではない」と証言し、映画の公開を祝うためのSNSを使用したPRの一環だったと語ったという。(編集部・入倉功一)