坂口健太郎、北村一輝を“プロファイリング”
俳優の坂口健太郎が4日、都内で行われた連続ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」(4月10日よりカンテレ・フジテレビ系でスタート)の制作発表会見に出席。連ドラ初主演を務める坂口は「初出演のときと役に対する気持ちは変わらない。強いて違いを挙げるなら、差し入れをたくさん入れることかな」と茶目っ気たっぷりに語った。この日は、北村一輝、吉瀬美智子、木村祐一、池田鉄洋、甲本雅裕、渡部篤郎ら共演陣も出席した。
【写真】坂口健太郎、初主演ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」会見へ
本作は、韓国で「第52回百想芸術大賞」を受賞した大ヒットドラマ「シグナル」を原作とするサスペンス。過去の事件で心に深い傷を負ったことから警察を全く信用できなくなった警察官・三枝健人(坂口)が、謎の無線機を通して過去を生きる刑事・大山剛志(北村)とつながり、独学で習得したプロファイリングを駆使しながら長期未解決事件に挑む。
連ドラ初主演という重責について坂口は、「改めて『主演』と対峙したときに、何か特別なことをしたかな? と考えてみたんですが、初めて映画やドラマに出させていただいたときと、役に対する気持ちはあまり変わってなくて。しいて挙げれば、(座長として)差し入れをたくさん入れたりすることですかね(笑)」とニッコリ。「まだ、クランクインして1か月ちょっとなんですが、逆に周りのスタッフさんやキャストの皆さんが、自分を盛り上げてくださっていることを徐々に感じ始めているので、今は感謝の気持ちの方が大きいですね」と胸中を明かす。
その初主演ぶりを冷徹な上司役として見守っていた警視庁の刑事部長・中本慎之助役の渡部は、「本当にとんでもなく悪い役で(笑)。僕に演じられるかな?」とジョークを飛ばしながらも、「いやもう、これからも楽しみにしていますよ。(坂口と)年齢は違っても、僕だって彼のお芝居から学ぶことがあると思う。現に俳優としての居方とかは、すごく勉強になった」と自身を戒めながら、坂口の主演ぶりを称えた。
また、トークコーナーでは、「シグナル」というタイトルにちなんで、仕草や言葉などで、相手が発しているシグナルを感じたことがあるか、という“難題”がMCから出され、全員が頭を抱え込む中、坂口は、「北村さんは、会話中(気になる話があると)1度内容を自分の中に取り込んで(じっくりと)考え直すときに『アゴ』を触ります」と指摘。
すると北村は、「言われて初めて気付いた。奥さんがおかずを選ぶときのポーズ?」と主婦がスーパーで買い物をする際に迷っている様子を例に挙げ、おどけてみせる。これに対して坂口は、「健人のセリフで、『人は97パーセントのことを無意識でやっている』というのがあるんですが、本当にそうだなと」と語り、完全にプロファイラー役に成り切っていることをさりげなくアピールしていた。(取材・文:坂田正樹)
ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」はカンテレ・フジテレビ系にて4月10日より毎週火曜夜9時~放送(初回15分拡大)