ロック様は大きなテディベア!『ランペイジ』共演女優が明かす
映画『ワイルド・スピード』シリーズなどでおなじみの人気俳優ドウェイン・ジョンソンが主演を務めた超大作『ランペイジ 巨獣大乱闘』(5月18日 日本公開)について、マリン・アッカーマンが、4月9日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。
本作は、1986年発売のアーケードゲーム「RAMPAGE」を基に映画化した作品で、巨大化した動物たちが街を襲ってくるパニックアクション映画。霊長類学者デイヴィス(ドウェイン)は、高い知能を持つシルバーバックゴリラのジョージとの交流を深めていたある日、ジョージが突如巨大化し、凶暴になっているのを目撃する。不思議に思ったデイヴィスは、遺伝子実験の研究者ケイト(ナオミ・ハリス)と組んで真相を確かめようとするが、新たにオオカミやワニまでもが巨大化し、街の人々を襲い始める。『カリフォルニア・ダウン』のブラッド・ペイトンが監督を務めた。
ドウェインとの共演についてマリンは、「彼はみんなが想像した通りの人物で、実際に会ってみると、まるで大きなテディベアみたいなのよ。愛嬌のある人だと思ったわ。彼と会うと抱えていた恐怖や脅威全てが消えうせてしまうくらい、現場を心地よい状態にしてくれたわ」と感謝した。続けて、「今作は大作で、巨大ゴリラが登場して、大きなロック様も出演しているから、あらゆる意味でスケールの大きな映画よ!」と自信をのぞかせた。ドウェインとペイトン監督は今作が3度目のタッグであるため、現場のクルーも俳優もすでに信頼関係が築かれており、彼女自身も演じやすかったそうだ。
生物を巨大化する遺伝子を作り上げた会社「Rampage」の女社長という悪役を演じたわけだが、「とても素晴らしかったわ。悪役はたくさん考えなければいけないことがあったり、逆に切り捨てなければいけないこともあったりするの。例えば、彼女には誰かに共感する気持ちが全く欠落しているのだけど、その分、なんでもやりたいことをやれたり、言いたいことを言えたりで、開放的な役だったのよ」と語り、悪役を演じることが好きになったとも明かした。彼女とドウェイン演じるデイヴィスの争いも映画内では見ものだ。
すでにキャリアを積んでいる彼女だが、今作はオーディションから参加したそうで、「わたしは(今作まで)悪役ができるかわからなかったから、(他の女優たちと共に)電話を受けてからオーディションに参加したの。その後飛行機でアトランタまで行って、ペイトン監督と2時間のワークセッションを行ったわ。シーンごとに話し合って、時間をかけて、この役に入っていったわ」と明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)