寒すぎて…又吉直樹、珍しく声荒げる
お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が、14日に都内で開催された映画『海辺の週刊大衆』の初日舞台あいさつに出席。又吉は「観ながら、いろいろ妄想してもらったりしてくれると嬉しい」と語ったほか、撮影中あまりに寒かったために声を荒げたエピソードを明かした。イベントには渋谷凪咲(NMB48)、高橋努、せきしろ(原作)、太田勇監督も登壇した。
せきしろの同名小説を実写化した本作は、無人島に取り残された男(又吉)が、頭の中で妄想を繰り広げながら、砂浜にあった1冊の週刊誌「週刊大衆」とともに救助を待つ姿を描くサバイバル映画。
ほとんどのシーンに出演しているという又吉は「原作が好きだったので、その感じを出せたらいいなと思いながらやらせていただきました」と述懐。「リラックスしてみていただいた方がいい」としつつ、「主人公がいろいろなことを妄想したりするんですけど、皆さんも観ながら、色々妄想してもらったりしてくれると嬉しいです」と語りかけた。
無人島での撮影における苦労に話が及ぶと、寒い中ずっとTシャツ姿だったことに言及。「僕、あんまりスタッフさんに要求したりしないタイプなんですけど、寒すぎて『なんか暖かいやつとか、ないですかね!?』って。無茶苦茶寒かったから」と照れ笑いを見せた。
一方、将来は女優志望で、劇中ではヒロインのユキを演じた渋谷は、映画初出演となった本作を「急に決まって、急に撮影で、すごいドタバタてんやわんやって感じで、右も左も分からなかった(笑)」と回想。撮影は2日ほどだったといい、「楽しかったなという記憶と、すごくいい作品に出会えて、出演させていただけて良かったなという記憶だけは残っています」と満足げな表情を見せるも、又吉からは「ほとんど覚えてない」と鋭い突っ込みが入っていた。(岸豊)
映画『海辺の週刊大衆』は公開中