のん、初個展で海外展覧会にも色気
女優、モデル、ミュージシャン、絵描きなど、幅広いジャンルで活躍するのんの初の展覧会「‘のん’ひとり展 -女の子は牙をむく-」が19日から東京都渋谷区の GALLERY X BY PARCO で開催されることを受け、のんがマスコミ向け内覧会を行い、「パリでいつか個展をやってみたい？」という質問に「いいですねえ」と笑顔を見せた。
のん自身が打ち出したコンセプトをもとに描き下ろした絵画、立体物、インスタレーションを中心に、スケッチ、自作の衣裳など、コンセプトにあわせてセレクトされた過去作品をはじめとしたさまざまな形態のアート作品が展示される本展示会。4月19日から5月8日まで20日間に渡って開催される。
展示会場に姿を現したのんは、「描き下ろした絵とか、作品がたくさん詰まっていて、すごくパワフルでいいなと思いました」と嬉しそうな表情。床にはハムスターらしきオブジェもあり、「一番メインで作ったのがこのハムスター。ハムスターがすごく好きで、大きくしたいなって思いで……すごく可愛いですね」と述べ、作品群を見回して「私がこういうことをやりたいという発想と、それを形にしてくれる人との発想が一つになっていくのがすごく楽しかった」と制作過程を振り返った。
壁画はのんが前日に来場して一日で描きあげたものだといい、「女の子が牙を向いているところがあればいいなって思って描いたんです。地球にたくさんの女の子が牙をむいて噛みついている絵になりました」と紹介。
展覧会のタイトルがそもそも「女の子は牙をむく」。「女の子の凶暴さとか無鉄砲なパワーがすごく好き。女の子がやる気に満ちている時の魅力とか。自分でもそういうところを大事にしているので、女の子のはちきれんばかりのエネルギーを表現したかったんです」としみじみと語った。（取材・文：名鹿祥史）