声優・浪川大輔、ガンダム新作発表呼ばれた意味は…オファーなしにガックリ?
声優の浪川大輔が20日、東京・お台場の「THE GUNDAM BASE TOKYO」で行われた「機動戦士ガンダム」シリーズの新作発表会に出席し、新作映画『機動戦士ガンダムNT』(ナラティブ)への出演に意欲を見せた。会場には新作のストーリーを担当する作家・福井晴敏、お笑い芸人の濱口優(よゐこ)、シリーズプロデューサーの小形尚弘らも登壇した。
『機動戦士ガンダムNT』は、福井の小説を原作とするアニメ「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」の続編となる新作映画。「ユニコーン」の1年後を舞台に、1979年にテレビ放送されたシリーズ第1作「動戦士ガンダム」から続く宇宙世紀(U.C.)サーガの新章を描く。
浪川は「ユニコーン」の主要キャラクターとして登場した連邦軍のパイロット、リディ・マーセナスの声を担当しており「リディが『機動戦士ガンダムNT』にも登場するか、すごく気になります。まだオファーをいただいていないんだけど、きっと何かあるはずですよね」と期待を膨らませるが、新作のストーリー・脚本を担当する福井は「リディは(『ユニコーン』の)裏の主人公とも言える重要な役どころです。だからとっても大事にしていきたい。なので、今回はあんまり出てこないかな」とつれない返事。
新作発表の場でまさかの出番なし(?)を宣言された浪川は「じゃあ、なんで今日、僕はここに?」と戸惑い顔。福井の「『機動戦士ガンダムNT』は、宇宙世紀100年以降の歴史を最後まで描く『U.C. NexT 0100』という新しい100年の始まりに当たる作品なんです。浪川くんには、まだたっぷり時間があるから。心配しないで」という説明にも「100年なんて、僕、死んじゃいますよ!」と返して、会場の笑いを誘っていた。
そんな新作について福井は「『NT』とはナラティブ、“物語”という意味と“ニュータイプ”という意味をかけている」と発言。「本作では、ファーストガンダム以来のニュータイプというテーマが、新解釈で見ることができるようになるはず」と自信を見せていた。(取材/岸田智)
映画『機動戦士ガンダムNT』は2018年11月劇場公開予定