巨匠ゴダールとミューズの恋をオスカー監督が描く『グッバイ・ゴダール!』7月公開
フランスの巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督と、彼の2番目の妻となった女優アンヌ・ヴィアゼムスキーのエピソードを、『アーティスト』でアカデミー賞を受賞したミシェル・アザナヴィシウス監督が描く映画が、『グッバイ・ゴダール!』の邦題で7月13日より劇場公開されることが決定。併せて予告編が公開となった。
本作は、ゴダール監督作『中国女』(1967)の主演女優で、後にゴダールの妻となったアンヌの自叙伝を映画化。10代だったアンヌのゴダールとの出会い、彼の映画への主演抜擢、プロポーズなど刺激的な日々が描かれる。アンヌにラース・フォン・トリアー監督作『ニンフォマニアック』で主人公(シャルロット・ゲンズブール)の若き日を演じて注目を浴びたステイシー・マーティン、ゴダールにフランスの鬼才フィリップ・ガレル監督の息子で俳優のルイ・ガレルがふんする。
予告編は、恋に落ちたアンヌとゴダールの甘いひとときのほか、天才と崇められるゴダールが時に「最低の映画と言われた」と落ち込む姿や革命に傾倒していく様子など、目まぐるしい日々を切り取ったもの。天才に恋し、感化され成長していくアンを体現したステイシーのはつらつとした好演、ゴダールの容姿を完コピして臨んだガレルのなりきり演技に引き込まれる。また、アザナヴィシウス監督の愛妻で、『ある過去の行方』などで高い評価を受けるべレニス・ベジョの姿も見られる。
本作は、劇場公開に先駆け6月21日より横浜で開催される「フランス映画祭2018」で上映されることが決定している。(編集部・石井百合子)
映画『グッバイ・ゴダール!』は7月13日より新宿ピカデリー他全国順次公開