岩田剛典の笑顔に殺傷能力!?石井裕也監督から指摘

　俳優でパフォーマーの岩田剛典（三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE）が27日、TOHOシネマズ日比谷で行われた『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』完成披露上映会に来場、石井裕也監督から「その笑顔には殺傷能力がある」と指摘されるひと幕があった。

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　詩、音楽、映像を融合したプロジェクト「CINEMA FIGHTERS project」シリーズの第2弾となる本作は、LDH JAPAN 所属のアーティスト6組による新曲とその世界観を映像化した6つの短編で構成されるオムニバス映画。監督として石井監督のほか、松永大司、安藤桃子、平林勇、Yuki Saito 、岸本司ら気鋭の監督たちが集まった。

　岩田は石井監督の『ファンキー』に主演。岩田とのコラボについて質問された石井監督は「彼が最高の笑顔を持っていることは知っていたんです」と切り出すと、「実際に会っても最高の笑顔だったし。ただ刺激が強いというか、殺傷能力があるというか。取扱注意というか。だから映画に登場するのは1回でいいと思って。それが出てくるのをお楽しみに」とコメントし、会場は大盛り上がり。

　一方の岩田は「本当に鬼才という言葉がこれほど似合う監督もいない」と返してみせると、「今回の撮影はとにかく水まみれでしたね。とにかく水の中で酸素ボンベをつけて、外して無呼吸の状態で撮影をして。そしてまた酸素ボンベをつけてという。本当の意味でスリリングな撮影でした」と述懐した。

　劇中には麻生久美子が一緒に水中に入るシーンがあるといい、「僕は慣れていたんですけど、今回は女性が一緒に水の中に入るので失敗はできないぞとプレッシャーでした。ただ水の中では女性の髪が逆立つんですよ。とっさに（カメラに写るように）彼女の髪を僕が反対側に寄せたら、監督からファインプレーだと言っていただきました」と振り返った岩田。それに対して石井監督は「本当にこういう人が売れるんでしょうね。本当に好青年でしたよ」としみじみと語った。

　安藤監督は白濱亜嵐（GENERATIONS from EXILE TRIBE）が主演し、木下あかり、安藤監督の父親である奥田瑛二らが出演する『アエイオウ』のメガホンをとった。「男性の主演を撮るのが初だったのですが、イケメンを前にするのはいいものですね。美しい男性を見るということは生きる糧（かて）になるんですよ。うちの祖母がそう言っていたことを思い出しました」と語り、会場を笑わせた。（取材・文：壬生智裕）

『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』は「ショートショート フィルムフェスティバル＆アジア」でプレミア上映後、6月22日より全国公開