急逝した若き天才Aviciiの功績 昨年はドキュメンタリー映画も公開
音楽プロデューサーのAviciiさんが4月20日(現地時間)、28歳の若さで亡くなっているのが見つかり、世界中に激震が走った。昨年は素顔に密着したドキュメンタリー映画も公開されたAviciiさんの功績を振り返る。
Aviciiさんは、1989年9月にスウェーデンで生まれ、本名はティム・バークリング。映画『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』などで知られる女優のアンキ・リデンを母に持ち、独学で音楽を学びながら18歳でDJとしてのキャリアをスタート。2011年にリリースした「Levels」が、世界中で大ヒットを記録し、その名が知られるようになった。
ほかにも、2013年の「Wake Me Up」は、世界84か国でiTunes1位を獲得し、YouTubeの再生回数は15億回を突破(4月時点)している。イギリスの人気バンド・コールドプレイと「A Sky Full of Stars」(2014)でコラボし、こちらも大ヒット。コカ・コーラの全世界CMソング「Taste The Feeling」を発表した2016年にはDJとしての活動を休止することを発表し、それからは主に音楽プロデューサーとして活動していた。
昨年、ドキュメンタリー映画『AVICII: TRUE STORIES』が公開され、日本では、2日間限定で劇場公開。Aviciiさんを2013年から追った同作では、世界で活躍するようになってからのAviciiさんの苦悩や、体調を崩して病院に行く姿などが赤裸々に映し出されていた。
Aviciiさんは、活動休止直前の2016年6月に最初で最後となる来日公演を千葉(現・ZOZOマリンスタジアム)と大阪(舞洲特設会場)で行った。来日したAviciiさんが電車移動中に、うたた寝している様子なども映画におさめられていた。Aviciiさんの早すぎる死に、世界中から悲しみの声が上がっている。(編集部・梅山富美子)