カンバーバッチ、アベンジャーズ参戦に感動で涙ぐむ!
マーベルスタジオ最新作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、アベンジャーズに初参戦したドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチが、豪華キャストとの共演を振り返りつつ、本作への強い思い入れなどを語った。
ヒーローが夢の共闘!『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』予告編
本作は、全宇宙を滅ぼすことができるインフィニティ・ストーンをめぐって、最凶の敵サノスとアベンジャーズたちが熾烈な戦いを繰り広げるさまを描いた超大作。今作でついにアベンジャーズ入りを果たしたカンバーバッチは「最高でした。本当に素晴らしかったです。アベンジャーズのアイコンでもあるアイアンマンことロバート・ダウニーJr.と共演するのは不安もあったのですが、とても素晴らしかったです。スパイダーマン役のトム・ホランドとも一緒にロンドンで撮影することができてよかったですし。もちろん忘れてはならないのは、(ウォン役の)ベネディクト・ウォン。『ドクター・ストレンジ』を撮影する15年も前から仲良くしているのでまた同じ映画に出られたことが嬉しいです」と喜ぶ。
撮影現場ではそんな共演者たちとゴルフカートで遊ぶなど、よくはしゃいだそうで、「撮影初日に僕が転んでしまったことも、記憶に新しいです(笑)」となんともお茶目な裏話も。そんなおもしろエピソードはたくさんあるものの、それ以上に、感動することのほうが多かったといい、「例えば、D23、ディズニーのファンイベントに参加したときにマーベルの10年分の映画を観て、本当に素晴らしい作品の数々で、思いがすごく溢れる作品に僕は感動してしまいました。作る作品、作る作品、どんどん内容もクオリティーも良くなっていって。それだけ、努力して作られている映画なんだなと。『ドクター・ストレンジ』もそうですけど、今作に参加できたことは僕にとっては感動的で、涙ぐんだこともあるくらいでした」としみじみ回想。
「マーベルファミリーはとても素晴らしい方ばかりで、アットホームな家族感があるからこそ、いい映画が出来上がるのだと思います」と完成度の高い作品を生み出せる理由に触れながら、作品ごとのメッセージ性の強さも魅力の一つだと説明する。「今作ですと、みんな一緒なら怖くない、みんな一緒なら強くなれる、というのがメッセージですね。このご時世、いろんなことが起きています。政治でもそうですし、力を合わせることが必要だと思うのです。この映画は、みんなで力を合わせれば変化をもたらすことができるというメッセージを伝えていると思います。最近起きた#MeToo運動や、アメリカで起きた学校での銃の問題、それに若者たちが一緒になって立ち上がろう、変えようという気持ちを持ったように、みんなで一緒に何かをするということはとてもパワフルなことだと思います」。カンバーバッチの言葉通り、打倒サノスを掲げ集結したヒーローたちが、ズタボロになりながらも何度も立ち上がるさまに心打たれる一作となっている。(編集部・石神恵美子)
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は全国公開中