『スター・ウォーズ』マーク・ハミル、台本読まず「ビッグバン★セオリー」出演
テレビドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」の第11シーズンのフィナーレにゲスト出演する、映画『スター・ウォーズ』のルーク・スカイウォーカー役で知られるマーク・ハミルが本当にいい人だったとショーランナー(製作総責任者)のスティーヴ・ホランドが The Hollywood Reporter に語った。
「(シェルドン(ジム・パーソンズ)とエイミー(メイエム・ビアリク)の)結婚式のエピソードについて話し合いを始めたとき、最初に出たのがマークの名前だった」と長年の『スター・ウォーズ』ファンだというスティーヴは語っている。しかし、出演を依頼するにも役どころが白紙だったという。「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」は映画やテレビを含む話題をセリフに織り込んだりするため、新鮮でタイムリーな作品になるよう、細かい筋書きを事前に決めない数少ないシリーズだそうだ。そのため、プロデューサー陣は台本がない状態でマークに電話で大まかなアイデアを伝えてオファーしたらしい。
「不安はあったみたいだ。台本を読まずに出演契約をするんだから、それは理解できた。でも、出向いてくれて、脚本家たちと何時間か話をして、僕らを信じて出演を決めてくれた」とのこと。
いざ撮影になると、マークのイイ人ぶりはさらにアップ。写真を撮りたがる人全員に気さくに応じ、勝手の違う、観客の前での演技も見事にやってのけたという。「映画俳優にとって、観客の前で複数のカメラを使う撮影方法は楽ではないんだ。でも、彼は舞台も声優もやっているから、すごくうまくて、めちゃくちゃおもしろかったよ。それに、すごく優しい人で、時間を惜しまずにみんなと写真を撮ってくれたり、話をしてくれたりした。自分がやってみたいアイデアもだしてくれたし、僕らが提案したことには何でも挑戦する姿勢だったよ。本当に夢がかなった。あんなにいい人はいないよ」と感動した様子だ。
ギークの世界を描いた同ドラマには、これまで、ダース・ベイダーの声を演じたジェームズ・アール・ジョーンズやレイア姫のキャリー・フィッシャーさんが本人役でゲスト出演している。(澤田理沙)